トム・クルーズ主演『トップガン』続編の撮影がついに開始

1986年の大ヒット作『トップガン』で主演を務めたトム・クルーズがこのほど、自身のSNSで撮影が開始されたことをほのめかすコメントを投稿。世界中のファンを歓喜の渦に巻き込んでいる。

名作『トップガン』は、トム・クルーズ演じる主人公のマーベリックが米海軍エリートパイロットの養成機関“トップガン”での厳しい訓練を重ねるなか、仲間たちとの友情や恋を通して成長していく姿を描いた青春アクション映画だ。豪華なキャストや素晴らしい脚本に加え、手に汗握る飛行シーンや素晴らしいサウンドトラックで世界中の映画ファンを虜にした。

久しく続編製作が望まれてきたが、昨年5月にトムがオーストラリアのTV番組に出演した際「『トップガン』続編の話が出ているのは事実さ。撮影開始は来年あたりになると思う」と語っていた通り、30年以上の時を経ていよいよ本格的に続編製作がスタートしたようだ。

この事実は、他でもないトム本人が自身のSNSで思わせぶりな投稿をしたことから明らかになった。彼がアップした画像には、“マーベリック”と名前の入ったヘルメットを持ち、遠くの戦闘機を見つめるトムが写っている。同映画のファンならば、画像にある文字「FEEL THE NEED.」にもすぐに気づいたはずだ。これはアンソニー・エドワーズが演じたグースとマーベリックのセリフ「I feel the need, the need for speed.」（日本語字幕：やろうぜ、勝負はこれからだ）からとったもので、同映画の名シーンである。

「＃Day1（第1日目）」と記したコメントは、2作目『トップガン:マーベリック（Top Gun: Maverick　原題）』がいよいよ始動したことを意味しており、トムのTwitterは「待ってました！」「興奮で今夜は眠れそうにないよ！」「続編にはヴァル・キルマーやメグ・ライアンも出るのかな？」など、続編を切望していた世界中のファンによるツイートで溢れ返った。

現段階ではトム以外の出演者などの詳細は明かされていないが、続編では飛行教官となったマーベリックを中心に、軍用ドローン（小型無人航空機）技術をテーマにしたストーリーになるようだ。続編を手がけるジョセフ・コシンスキー監督は「現代の米海軍は（1作目が製作された）1986年とはだいぶ様変わりしているからね。1作目をリメイク、というわけにはいかないよ」と述べつつも、海軍飛行士の繰り広げる世界観やスリルは「1作目に引けを取らないものを再現したい」と抱負を語っている。

『トップガン:マーベリック』の全米公開は2019年7月12日と発表されたが、来月にはいよいよシリーズ6作目となる『ミッション:インポッシブル フォールアウト』が公開されるトム。56歳の誕生日を目前に控えたアクションスーパースターの快進撃は、まだまだ留まるところを知らないようだ。

画像は『Tom Cruise　2018年5月30日付Twitter「＃Day1」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　c.emma）