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【Interview】子どもの習い事体験を定額で!新たな展開を迎えるサービス「スクルー」を直撃

2018年06月01日 09:02  Techable

Techable

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子どもが一定の年齢に達すると、親たちはどんな習い事に通わせたらいいか、悩むようになる。ここで大切なのは、実際にレッスンを体験すること。それも、1回では事足りない。年端のいかない児童に、限られた時間内で、その習い事が自分に向いているのかどうか、判断することはできないからだ。

そんな親子のために誕生したのが、昨年リリースされた「スクルー」だ。興味のある習い事を、月額定額でいろいろ体験できるサービス。最大のメリットは、一教室につき複数回、レッスンを体験できるところだろう。スポーツや音楽をはじめ、日本の伝統芸能やプログラミングなど、内容も実に多彩。それらがすべて、1つのプラットフォームに集結している。

リリース時に約80校だったパートナー校も、現在は約900校。先月は、サービス拡大に向けて資金調達も実施している。破竹の勢いで成長する同サービスについて、スクルー社、代表取締役、犬塚 亮(いぬづか りょう)氏に、話を聞いた。
・自身の体験から創業を決意Q1:まずはさかのぼって、このようなサービスを提供するに至ったきっかけから、お聞かせください。(子どもの習い事を探す際)自宅周辺の選択肢を、(事前に)知ることができませんでした。その中で偶然に発見したピアノ教室へ、体験レッスンに行ったのですが、娘は初めての場所に緊張してしまい、ひと言も話さずに終了。入会を勧められましたが、決められる状況ではありませんでした。

そのとき、偏った選択肢の中から、不十分な検討機会で入会を判断している現状に、課題を感じました。それで、スクルーの創業に至ったのです。
Q2:実際に利用したユーザーからの反応は、いかがなものでしょうか?
おかげさまで、たくさんの子どもたちが、「スクルー」を通して、さまざまな体験レッスンを受講しております。そこから、教室への入会につながったケースも増えています。

「スクルー」を利用すれば、入会前に、複数回の体験レッスンを受講できます。実際、入会を決めた方の多くが、複数回の体験レッスンを受講しており、サービスの手応えを感じています。また、教室運営者の方には、生徒集客の面で、ご満足いただいています。・企業理念は“子どもの体験を10倍にする”ことQ3: 今回の資金調達によって、サービスはどのように変わるのでしょうか?
弊社の企業理念は、「子どもの体験を10倍にする」ことです。この“体験”という言葉は、習い事に限らず、学習や遊びも含めた、幅広いアクティビティをさしています。

今回の資金調達によって、習い事以外のさまざまなアクティビティにも、対象を拡大します。そして、子どもの体験をワンストップで提供するプラットフォームへと、成長させていくつもりです。
Q4:今後の展開について、教えてください。
前述のとおり、習い事以外のアクティビティにも範囲を広げて、パートナー教室(事業者)を増やしていきます。加えて、各パートナー教室とタイアップした、オリジナルのレッスンプログラムの提供も、予定しています。子ども達に幅広い体験を提供し、才能や個性に気付くきっかけになれるよう、サービスを成長させていきます。
子どもの個性を見極めるのに役立つ本サービス。ひょっとしたら、我が子の隠れた才能を、見つけられるかもしれない。今後の展開も楽しみだ。(取材・文 乾 雅美)

子どもの習い事月額体験サービス スクルー