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双子の精神分析医との愛を官能的に描く フランソワ・オゾン最新作『2重螺旋の恋人』8月公開

2018年05月31日 13:12  リアルサウンド

リアルサウンド

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 フランソワ・オゾン監督の最新作『L’amant Double』が、『2重螺旋の恋人』の邦題で8月4日より全国公開されることが決定した。


参考:近年の「フランス映画」で異彩放つフランソワ・オゾン 『彼は秘密の女ともだち』の哲学的含意とは?


 本作は、『スイミングプール』『8人の女たち』などの作品で知られるオゾン監督が、4年の構想期間を経て放つ心理サスペンス。主人公クロエが、容姿は同じで中身は正反対の双子の精神科分析医・ポールとルイとの禁断の関係にのめり込んでいく姿を、鮮烈かつ官能的に描く。米国の女性作家ジョイス・キャロル・オーツの双子をテーマとした短編小説をオゾン監督が翻案。オゾン監督は「この短編を読み、双子についてリサーチをしている中で、これまでに見たことのない幻想的で恐ろしい現実に思いめぐらせ、映画化がひらめいた」と語っている。


 主人公クロエを演じるのは、『17歳』で売春に手を染める名門女子高生を演じたマリーヌ・ヴァクト。そのクロエと心理的にも肉体的にも激しい駆け引きを演じる双子の精神分析医を、『しあせの雨傘』『最後のマイ・ウェイ』のジェレミー・レニエが演じる。また、ポールとルイの過去に関わる重要な役どころで、『映画に愛をこめて アメリカの夜』の名女優ジャクリーン・ビセットが出演する。


 なお本作は、日仏交流160周年を迎え13年ぶりに横浜で開催されるフランス映画祭2018での上映も決定。オゾン監督の来日も決まっている。(リアルサウンド編集部)