奥田英朗の小説『純平、考え直せ』が実写映画化され、9月22日から東京・新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開される。
『純平、考え直せ』は、対立する組の幹部の暗殺を命じられて気負い立つ歌舞伎町のチンピラ・坂本純平が、偶然出会ったOLの加奈と一夜を明かし、計画の決行までの3日間を共に過ごす様を描いた作品。拳銃一丁と支度金の数十万円を持つ純平に対して、暗殺を止めて逃げることを提案するも聞き入れられなかったことから加奈がSNSで相談すると、インターネット上に無責任な声援が飛び交い始め、やがて加奈の想いとネット住人との交流が純平の決意を揺るがしていく、というあらすじだ。
組への仁義を重んじる純朴で不器用なチンピラ・純平役を演じるのは野村周平。孤独と不安を慰め合ううちに純平と惹かれ合う加奈役を柳ゆり菜が演じる。柳は劇中の髪を切られるシーンでは、実際に地毛を切ること自ら申し出たという。
野村周平は「『純平』という役は僕自身様々な挑戦があり、そういう意味でも皆さんに新しい自分を観ていただける作品になっていると思います」、柳ゆり菜は「私はこの作品に恋に落ちました。脚本を読み、純平、加奈というカップルに恋焦がれました。そして、この世界を不器用に泥臭く本気で生きました」とのコメントを寄せている。
メガホンを取ったのは『子猫の涙』『女の子ものがたり』『上京ものがたり』などの森岡利行。ロケは新宿・歌舞伎町で行なわれた。
■野村周平のコメント
「純平」という役は僕自身様々な挑戦があり、そういう意味でも皆さんに新しい自分を観ていただける作品になっていると思います。3日間という短い時間の物語ではありますが、僕が演じる純平の勇姿に是非、注目して観ていただきたいです。
■柳ゆり菜のコメント
私はこの作品に恋に落ちました。
脚本を読み、純平、加奈というカップルに恋焦がれました。そして、この世界を不器用に泥臭く本気で生きました。
ようやく皆様に届けられる事、心から嬉しく思います。たった3日間の切ない本気の恋を目撃しに、ぜひ劇場へ足を運んで下さい!