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フランソワ・オゾンによる官能的でサスペンスフルな世界 『2重螺旋の恋人』ポスター&予告編

2018年05月31日 12:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 フランソワ・オゾン監督最新作『2重螺旋の恋人』のポスタービジュアルと予告編が公開された。


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 第70回カンヌ国際映画祭コンペディション部門に正式出品された本作は、米国の女性作家ジョイス・キャロル・オーツの双子をテーマとした短編小説を、オゾン監督が大胆に翻案した心理サスペンス。精神分析医のポールと恋に落ち同居を始めたクロエが、ある日、街でポールそっくりの男で同じ精神分析医であるルイと名乗る男と出会い、ポールとルイが双子の兄弟であることを知る。なぜポールはルイの存在を隠しているのか、真実を突き止めるためルイの診察室に通い始めたクロエは、優しいポールと違って傲慢で挑発的なルイに惹きつけられていく……。


 公開されたポスタービジュアルでは、“私が愛した男は、何者なのか。”のコピーとともに、ポールとルイ、双子の精神分析医とクロエとの危険なカウンセリングの様子が切り取られている。


 一方の予告編は、マリーヌ・ヴァクト演じる主人公のクロエが、ジェレミー・レニエ扮する精神科医ポールとの幸せな生活をスタートする場面から始まる。穏やかで誠実な恋人ポールと、姿形や声はそっくり同じだが傲慢で挑発的なルイ、2人の精神分析を受けるクロエの姿と、やがてどちらとも関係を結び、クロエが背徳の愛にのめり込んでいくさまが映し出される。また、最初はボーイッシュだったクロエが、ポールとルイのカウンセリングによって、女性として美しく官能的に開花していく様子が確認できる。(リアルサウンド編集部)