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F1 Topic:モナコを彩ったグリッドメッセージ(2)「アクセルから足を離すな!」

2018年05月31日 10:11  AUTOSPORT web

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2018年F1第6戦モナコGP グリッドメッセージ:マックス・フェルスタッペン
タグ・ホイヤーのグリッドガール&ボーイによる、ドライバーへのメッセージカード紹介。後半戦はグリッド上位のドライバーを中心に見ていこう。どのようにして、担当を割り振ったのかは不明だが、グリッド上位担当のグリッドガール&ボーイのほうが、ノリがいい者が多かった。

▼フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)

“Come On Fernando,
you’re the best out there!”
「行け、フェルナンド! 君はここで最高のドライバーだ!!」

 05年と06年以来、タイトルから見放され続けているものの、アロンソが現役最高のドライバーであることはだれもが認めるところ。だが、今年のモナコGPでは、こんなファンの願いも虚しく、ただひとりのリタイアとなってしまった……(追突でリタイアしたシャルル・ルクレールとブレンドン・ハートレーは完走扱い)

▼エステバン・オコン(フォース・インディア)

“Pass them all and earn your first podium here!”
「やつらをみんなオーバーテイクして、ここで初表彰台に上がっちゃえ!」

 今年のモナコGPのベスト・オブ・トップ3チームだったドライバーがオコン。昨年も何度も入賞しているが、不思議なことに表彰台はない。第二のニコ・ヒュルケンベルグにならないように。

▼ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)

“An F1 podium is long overdue!”
「表彰台は、長年の夢!」

 昨年のシンガポールGPでヒュルケンベルグに「このグランプリで表彰台に上がらないと、エイドリアン・スーティルの記録を抜いて歴代トップの表彰台129戦未登壇記録となるが……」と質問したのは筆者である。その時、ヒュルケンベルグは「スーティル時代は終わりだ」とユーモアのあるコメントを返してくれた。あれから半年以上が過ぎ、いまだ表彰台未登壇記録は141戦と更新され続けている。

▼カルロス・サインツJr.(ルノー)

“Go on Carlos, You are the best no matter what!”
「さあ行け、カルロス。何があろうと君が一番だ!」

 ベスト・カップル賞でもあげたくなるほど、息のあったポースを披露してくれたサインツのボードガール&ボーイ。メッセージがファンからではなく、まるで本人から発せられているかのように決まっていて、いいね!

▼マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

“Don’t take your foot off the throttle!”
「アクセルから足を離すな!」

 今回のグリッドガールの中で最もノリが良かったのが、こちらの方。まさかこのメッセージ、フリー走行前にフェルスタッペンに見せていたりして。

▼セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

“Sebastian, I have faith in you. You’re on top form!”
「セバスチャン、私はあなたを信仰しています。あなたは、最高の存在です」

 もうここら辺に来ると、ゲストや関係者ですし詰め状態。予選2位のベッテルのグリッドガールになかなか近づけず、遠くからレンズを向けると、こうやってきちんと目線を送ってくれた。「あなたこそ、最高のグリッドガールです」

▼バルテリ・ボッタス(メルセデス)

“Push hard and know that we’re behind you!110%”
「アタックしろ! 僕たちが110%の力で応援しているから」

 ボッタスのグリッドガールはメッセージカードだけでなく、全身を使ったボディランゲージでもメッセージを送っていた。なんか、本当に応援されている気になる。

▼キミ・ライコネン(フェラーリ)

“You are the Flying Finn!
#icemanfanforever”
「君こそ、フライングフィンだ!(永遠のアイスマン・ファンより)」

 サインツのグリッドガール&ボーイに負けないくらいのノリの良さを見せてくれたのがライコネン担当。アイスマンとは真逆のスタイルだが、これはこれでいい。

▼ルイス・ハミルトン(メルセデス)

“Let your instincts kick in and take over!”
「本能をむき出しにして、奪取せよ」

 20組のグリッドガール&ボーイの中で、最高の演出でカメラに収まってくれたのが、ハミルトン担当のグリッドボーイ。ハミルトンへまさに「本能をむき出しにして」メッセージを送っていた!!

▼ダニエル・リカルド(レッドブル)

“Dan, let’s make it a shoey kind of day”
「ダニエル、今日みたいな日にシューイをやろうぜ」

 最後はポールポジション担当の彼。まるで優勝を予言していたかのようなメッセージは最高。そして、この2時間後にロイヤルファミリーの前でシューイをやったリカルドも最高だった!!