2018年05月31日 10:02 リアルサウンド
タイ発のクライム・エンターテインメント映画『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』が、9月22日より全国公開されることが決定した。
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本作は、近年発展目覚ましいアジア各国で深刻な社会問題となっている熾烈な受験戦争を背景に、中国で実際に起きたカンニング事件をモチーフとし、“カンニング”をスタイリッシュかつスリリングに描く。
監督は、映画製作のかたわらMVやPVの制作を行ってきたナタウット・プーンピリヤ。37 歳で発表した長編初監督作『Countdown』が、第86回アカデミー賞外国語映画賞のタイ代表に選ばれ、2作目となる本作のメガヒットで、最も旬な映画監督として一躍時の人となった。
主人公の天才女子高生リンを演じたチュティモン・ジョンジャルーンスックジンは、モデル出身で本作が映画初出演にして初主演。不敵な笑みを浮かべた9頭身のルックスで、公開後爆発的な人気となり、Instagramのフォロワー数は約40万人に達するなど、今アジアで最も注目されている新人俳優の1人となった。
2017年5月、タイで公開されるやいなや瞬く間に口コミが広がり、2017年のタイ国内映画年間興行収入ダントツの第1位に輝き、アジアをはじめとした世界各国で公開され、中国、香港、台湾、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、マカオ、フィリピンでは、タイ映画史上歴代第1位を記録するという大きなムーブメントを巻き起こした。
欧米諸国の映画祭でも上映され、ニューヨーク・アジアンフィルム・フェスティバルで作品賞とライジングスター賞、カナダのファンタジア映画祭の作品賞と監督賞の受賞をはじめとする多数の賞を受賞。日本でも2017年の福岡国際映画祭アジアフォーカスで上映され観客賞を受賞した。(リアルサウンド編集部)