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綾野剛主演『パンク侍、斬られて候』本予告公開 『シン・ゴジラ』特撮監督による大合戦シーンも

2018年05月31日 08:51  リアルサウンド

リアルサウンド

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 綾野剛主演映画『パンク侍、斬られて候』より、本ポスタービジュアルと本予告編が公開された。


参考:動画はこちら


 町田康原作の同名小説を宮藤官九郎が脚本化し、『蜜のあわれ』の石井岳龍監督のメガホンにより映画化した本作は、10人の男たちによる腹の探り合いと、1人の女をめぐる恋の行方、そして1匹の猿が語り出す驚きの秘密を描いた物語。主演の綾野をはじめ、北川景子、東出昌大、染谷将太、近藤公園、渋川清彦、若葉竜也、村上淳、浅野忠信、國村隼、豊川悦司、永瀬正敏らが出演する。


 公開されたポスタービジュアルでは、綾野を中心に12人のクセ者の姿とともに、「世紀のハッタリ合戦。最後に斬られるのは誰だ!?」とコピーが添えられている。


 一方の本予告では、豪華なキャスト陣が演じる強烈な個性を放つ12人のクセ者たちの超破天荒な掛け合いが。さらに映像の後半には、猿と人間による壮絶な大合戦シーンの一部が映し出される。この猿たちがどのような経緯で合戦に参加するのかは未だに謎だが、最も多いシーンで1カットに1億匹の猿と人間3000人が映り込んいるという。なおこの大合戦は、映画『シン・ゴジラ』の特技統括を務めた特撮監督の尾上克郎が手がけている。


 映像の冒頭にかかる楽曲は、感覚ピエロの「夜のスピード」。この楽曲は本作のために彼らが新たに書き下ろしたオリジナルソングとなり、本作のエンディングテーマとなることが決定。感覚ピエロが、本作の脚本を担当した宮藤脚本の作品に関わるのは、2016年のドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)の主題歌抜擢以来、今回が2度目となる。


 今回の楽曲制作に関して感覚ピエロは、「今までには無かったような映像で魅せる、正に文字通り“パンク”なエンターテイメントが生まれようとしている。その事実に胸が躍りました。エンドロールを観る人の心にきしんでいるカオスを、幻想的なサウンドとメロディで包み込むというテーマで黙々と情景を描いていく鍵盤と歌を軸に、余計な音は一切鳴らさずに、あえてバンドサウンドから離れたアプローチで制作しました。『パンク侍』×『感覚ピエロ』の、ジャンルを超越した『パンク』がここに表現されました。是非劇場で、ご自身の目と心で、最後の瞬間まで『パンク侍』そして『夜のスピード』をご堪能ください」とコメントを寄せている。


 本作のメガホンを取った石井監督は、本作に関して「主人公の掛をはじめ、様々な濃いキャラクターたちが縦横無尽に活躍し、人と猿と腹ふり党の合戦があり、と非常に欲張った映画なのです」と語り、一つの枠に収まりきらない前代未聞の作品であることを打ち明けた。


(リアルサウンド編集部)