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ソファやトイレットペーパーの形を落とし込んだ服など、ベルリン拠点「テリアカ」が展示開催

2018年05月31日 06:42  Fashionsnap.com

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THERIACA《Sofa》2018 photo:Mizuki Kin hair&make:Sayuri Sakairi
ベルリンを拠点に活動する濱田明日香が手掛けるブランド「テリアカ(THERIACA)」の初の大規模展覧会となる「THERIACA 服のかたち/体のかたち」が、島根県立石見美術館で開催される。会期は7月27日から9月9日まで。

 テリアカは、2014年に濱田がロンドン・カレッジ・オブ・ファッション在学中に立ち上げたブランド。万能解毒剤から名付けたブランド名には、「作品が人のコンディションをポジティブに転換する力となるように」という願いが込められている。ユニークなパターンとカッティングにより、丸や四角といった幾何学的な形状を服にしたコレクションを発表している。
 同展ではソファやクッション、トイレットペーパーなど身近な「もの」の形を服に落とし込んだ新作約20点や、サイズやシルエットなど衣服の基本的な要素を独自の視点で捉え直した作品を展示する。一般的に服を作るための土台となる原型ではなく、「もの」を布に置き換えて製作された服には、通常にはないボリュームや布の重なりが見られるという。
 初日には濱田による新作や過去の作品、製作過程についてのオープニングトークが行われる。また8月初旬には、同展で発表される新作に加え、濱田の発想源を知ることができるノートなどを収録した展示会図録が刊行予定だ。
■「THERIACA 服のかたち/体のかたち」会期:2018年7月27日(金)~9月9日(日)休館日:火曜日(8月14日は開館)観覧料:一般 300(240)円、大学生200(160)円、小中高生 無料※( )内は20人以上の団体料金※障害者手帳保持者およびその介助者は入場無料