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プレマ・セオドール・レーシング イタリアF4第2戦ル・キャステレ レースポート

2018年05月30日 17:21  AUTOSPORT web

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レース1優勝を飾った折・カルドウェル(プレマ・セオドール・レーシング)
イタリアンF4 初開催のポールリカール
1ウイン、2ポディウムでシリーズをリード!

2018年5月11~13日
フランス
ル・キャステレ/ポールリカール・サーキット

 ACIイタリアンF4の初開催となるフランス、ポールリカール・サーキット。今年は10年ぶりにF1が戻って来るとあり、この週末はまるでフランスGPのプレイベント的な賑わいを見せた。
 
 チームはこの賑やかなレースウイークエンドでMSA(モータースポーツ・アソシエイション)アカデミードライバーの#64 オリ・カルドウェルが1勝と2位をマーク。シリーズランキングトップのFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)ドライバー #74 エンツォ・フィッティパルディはややリズムを崩しながらもレース2で2位と最終レースで5位をマーク。シリーズランキングは2位に12ポイントの差をつけてトップをキープすることに成功。
 
 もうひとりのブラジリアンドライバー、FDAの#5 ジャンルーカ・ペテコフはレース2で4位、レース3は6位に加え、両レースでルーキートップとなりダブルポインを積み重ねた。これによりジャンルーカはルーキーポイントのトップに立った。
 
#33 ジャック・ドゥーハンはこれがイタリア戦のデビューとなり、こちらもルーキーポディウムに立つことができた。


#5 ジャンルーカ・ペデコフのコメント
「全体的に良いウイークエンドでした。FPではちょっとトラブルが有ったけれど、予選で挽回して二番手タイムをマークできました。レース1はドゥーハンと少し接触してしまったけれど、その後のレース2・3はポジティブな方向に行き、結果も悪くはなかったです」

「考えようによってはもっと良い結果も出せたかも知れないけれど、同時にそれは反対に振れたらもっと悪くなるってことだよね? だからそういう意味では今回のこの結果で及第点じゃないかと思います。次はADAC F4なので、そちらに気持ちを切り替えます」

#33 ジャック・ドゥーハンのコメント
「正直言うと今週は勝てるレベルのペースを出せなかった。まずレース1でポディウムが見える位置まで来たのに当てられてしまいDNFとなってしまった。レース2は路面が完全にウェットで正直、自分には難しかった」

「英国F4でも雨を経験しているけど、英国のそれとは何もかもが違っていた。レース3はスタートも良くこれはイケるかな? と思ったのもつかの間、”KAMIKAZE”のように突っ込んで来たドライバーがいてそれで終わりさ。スピンしてしまい結果12位」

「今週は自分の所に幸運はなかったけれど、このクルマのことも学べたし、僕はモンツァのレースに出るから、その時までに強くなって戻ってきます」

#64 オリ・カルドウェルのコメント
「良いウイークエンドでした。レース1では良いスタートを切れてすぐにトップに立ち、最後は2位のマシンに5秒の差をつけて勝てました。反対にレース2は全然ダメでした。自分のバカみたいなミステイクで15番手まで下がってしまった。8番手まで回復したところでチェッカー」

「レース3は2位でチェッカーを受け、ポディウムに戻れて良かったと思います。このフィーリングを次のADAC、そしてACIのモンツァまで持ち込みたいと思います」

#74 エンツォ・フィッティパルディのコメント
「予選は良かった。ペースも良くダブルポールを獲ったと思ったよ。ところがやってしまった。フルコースコーションだったんだ。本当に気がつかなかった。それでポール剥奪……」

「レース1は当てられてリヤウイングがどっかへ行ってしまったよ。それでDNFさ。レース2のグリッドもレース1でペナルティを喰らったおかげでまたも降格。何とか良いスタートを切り、5番グリッドからスタートし、2位でゴール。最後のレースはペースがとても良かったのだけれどリヤタイアがすぐに終了。ズルズルと順位を落としてしまった。何とかプッシュしたけど5位が精一杯だった」

「でもトータルで見るとこの週末は悪くはないです。みんなと協力しながら進めることができたし、なによりも僕のクルマにはスピードがある。それは事実だ。次のADACに期待しているし、頑張ってアタマを常に冷静に保ちながらプッシュしていきたいと思います」