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OIRC team YTB 全日本F3選手権第2ラウンドSUGO レースレポート

2018年05月30日 17:01  AUTOSPORT web

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OIRC team YTB 全日本F3選手権第2ラウンドSUGO レースレポート
OIRC team YTB
2018全日本F3選手権
第3戦、4戦(菅生サーキット)レースレポート
#8 YTB F318
ドライバー:片山義章(かたやま よしあき)
生年月日:1993年11月13日
身長:168cm
体重:65kg
血液型:O型

●「真の速さ」を見せる事が出来るドライバーズサーキット
 スーパーフォーミュラ第3戦、菅生大会との併催レース。高低差73mのタイトなコーナーの連続するサーキットは、ドライバーへの大きな負荷は当然ながら、他のレースではありえないような事例が発生することから「SUGOには魔物が棲む」と表現されることがある。

 ドライバーの度胸も試されるが故に「真の速さ」を見せることができるサーキットはチーム、ファンにアピール出来る恰好のステージである。赤旗終了となってしまった予選で不完全燃焼だった片山義章は予選8位(第3戦)、6位(第4戦)から得意のスタートで上位を狙う。

●レースペースの上げ方に課題
第3戦 予選:8位 決勝:7位
 練習走行から車のセットアップを変更、新品タイヤを投入し手応えを感じると2セット目も新品タイヤを履いてタイムアップを狙うも赤旗により中断、再開される事はなくそのままの順位で予選が確定してしまう。

 第3戦、得意のスタートで#35河野駿佑(RS FINE)を捉え7位に上がり、#1金丸悠(B-MAX RACING TEAM)を追うと、金丸がミスをして巻きあげた砂煙を避けレインボーコーナーでは抜き切れず詰まってしまい、馬の背コーナーで河野に抜き返されてしまう。

 その後はブレーキングの安定しないマシンと格闘しながら粘り強く河野の背後でチャンスを伺い迎えた最終周、最終コーナーでついに河野を捉えまさに鼻差でポジションを上げた。

片山義章コメント
「スタートは良くて河野くんを抜いて、その前の金丸くんまで一気に抜きたかったですけど抜ききれず詰まったところで河野くんに抜き返されてしまいました。ブレーキングが安定しない中、離されないよう辛抱強く走り続けて最後の最後で河野くんを捉えて抜くことが出来ました。とはいえ、7位という結果はノーポイントなので喜べる結果ではありません。」

●上位で争う経験を積み重ねる
第4戦 予選:6位 決勝:6位
 日曜日に行われた第4戦は予選6番手から。アウト側が有利とされる菅生のイン側スタートとなった片山義章はスタート良く蹴り出すと1コーナーで#12笹原右京(ThreeBond Racing)のインに飛び込むも、絶妙なクロスラインを取られ前に出ることが出来ない。

 早々にレースペースを作っていくライバル達に追いつくことが出来ず、背後に迫る#14根本悠生(ALBIREX RACING TEAM)を従えて我慢の走行を続ける。徐々にペースが上がり単独走行となるが笹原の背中を捉える事は出来ず6位でゴール。1ポイント獲得したもののまたもや上位で争う難しさを学んだレースとなってしまった。

●片山義章コメント
 スタートはまずまずでした。ここは1コーナーまで距離がないので抜くのは難くて#12右京くんのインに飛び込んだのですが、しっかりクロスライン取られてすぐに抜き返されてしまいました。思わず「やっぱ上手いなぁ見習おう」と思ってしまうほど、あっさりとやられました。

 そこから右京くんのペースに着いて行く事が難しくて後ろの#14根本くんを確認しながら徐々に自分のペースを作って単独走行となって行きました。車のバランスは良くてベストラップも悪くはなかったのですが、早い段階で良いペースを出せなかったので、練習走行、予選、含めてスロースターターな部分を改善して行きたいです。

 昨年までとは違う位置で戦う事の難しさを毎戦感じながら経験値として積み重ねて勝負出来るようになりたいです。