ADAC F4 Rd.3
厳しい週末。プレマ・セオドールレーシングは2回の表彰台とポイント獲得に留まる
2018年5月21日
ドイツ/ラウジッツリンク
シリーズは早くも3ラウンド目となったドイツのADAC F4選手権。今回舞台となったラウジッツリンクにおいて、残念ながらプレマ・セオドールレーシングは最後まで優勝争いに絡めず、ふたつのポディウムフィニッシュと貴重なポイントを獲得するに留まった。
FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)ドライバーの#74 エンツォ・フィッティパルディはレース1で2位、残りの2レースはともに6位。#64 MSA(モータースポーツ・アソシエイション)アカデミードライバー、オリ・カルドウェルと、エンツォと同じくFDAドライバーの#5ジャンルーカ・ペテコフはレース1で他車と絡んでリタイアとなっている。
オリはその後のレース2で見事なリカバリーのスキルを見せて3位を獲得。そして、レース3では7位でチェッカーを受けた。
ブラジリアンルーキーのジャンルーカはシングルシーター1年目だが、たくさんの経験を積んでいる真っ最中。このレースは残念ながらレース1と2で他車との接触によりリタイア。レース3では素晴らしいパワフルなリカバリーで最後尾から9位入賞を果たし、本来の実力をアピールした。
プレマ・セオドールレーシングの次のF4レースは6月初旬、モンツァで行うACIイタリア選手権となる。
レース後コメント
#5 ジャンルーカ・ペテコフ
予選1:14番手
予選2:11番手
レース1/スターティンググリッド:14番手 レース1:DNF
レース2/スターティンググリッド:11番手 レース2:DNF
レース3/スターティンググリッド:20番手 レース3:9位
「今週は理想からかけ離れたウイークエンドでした。FPでバランスを掴めず、予選は疑問を抱えたままで結果フロントからスタートするだけのペースを掴めなかった。レースにも失望しました」
「レース1・2は接触でリタイア。レース2で8位となり、レース3のリバースポールを狙っていたところ、他のドライバーとの接触でリタイア。その結果、レース3は最後尾からのスタートで9位入賞ができたことはせめてもの良いエンディングでした。これからは予選にもっと集中します。スターティングポジションの良し悪しで、そのレースウイークの見え方がそのものが変わりますからね」
#64 オリ・カルドウェル
予選1:7番手
予選2:4番手
レース1/スターティンググリッド:7番手 レース1:DNF
レース2/スターティンググリッド:4番手 レース2:3位
レース3/スターティンググリッド:6番手 レース3:9位
「ラウジッツリンクでのこのレースウイークエンド大変でした。レース1でのビッククラッシュは何も得るものがなかった。レース2で表彰台をゲットでき、レース3ではポイントを獲った。僕は今週ここで起こったことを自身の血肉にして、今後のレースで良いポジションをキープする事に頑張ります」
#74 エンツォ・フィッティパルディ
予選1:8番手
予選2:7番手
レース1/スターティンググリッド:8番手 レース1:2位
レース2/スターティンググリッド:7番手 レース2:6位
レース3/スターティンググリッド:3番手 レース3:6位
「思い通りのウイークエンドじゃなかった。テストで速かったが、予選は良くなかった。それから状況をよく理解し、インプルーブをしてレース1で2位を獲り、残りの2レースで6位。僕らは大きなポテンシャルがあり、いるべきところに行けるだけの基本的な能力は有している訳なので、これからもインプルーブし続けて、ワンステップづつ上がって行くことが大切です」
「それは希望に溢れていて嬉しく感じる時さえあります。勿論、ちょっと足りない部分もあったけど、次のレースに向けて常にポジティブであるようにしていきます」