現在フェラーリでF1に参戦するキミ・ライコネンが2019年にトヨタと契約を結んでWRCに復帰するかもしれないと、フィンランドメディアが報じた。しかしこれを両者が否定している。
現在38歳のライコネンは、最近、来季もフェラーリに残留し、F1キャリアを続行したいと発言している。
しかし先週、フィンランドメディアが、ライコネンは来年トヨタと契約し、WRCに参戦するかもしれないと伝えた。ライコネンは2010年と2011年、F1を離れてWRCに参戦していた。
しかしライコネンは、この報道を完全に否定した。
「この記事を書いた人は、レースについて、何も分かっていないのだと思う」とライコネンはRaceFansに対して語った。
「単なるうわさだ。彼ら(報道したメディア)がそう思っただけのことだ」
「F1から引退したら、ラリーをすることを考えるかもしれない。でも(WRCの)契約は一切結んではいない」
「人に聞いた話では、その記事のなかに、ミカ・ハッキネンがそれを認めたと書いてあったらしい。面白い話だよね」
「記事を書いた人は、僕の人生のことを何ひとつ知らない」
トヨタのスポーティングディレクター、カイ・リンドストロームも、この報道を打ち消した。
「そんな話は聞いたことがない。そういう動きがあるのであれば、最初に私の耳に入るはずだ。(今回の報道は)単なる推測なのだろう」
ライコネンは、来年に向けてフェラーリとの契約を更新したいと思っているが、決定権はチームにあると述べている。