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ウールリッチ、日本企画のアウトドアコレクション始動

2018年05月29日 21:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

展示会の様子 Image by: FASHIONSNAP
ゴールドウインが、188年の歴史を持つ米国ブランド「ウールリッチ(WOOLRICH)」の新アウトドアコレクションを立ち上げた。日本企画として、ヘリテージモデルを機能的なアウトドアの視点で再構築したアイテムを9月から順次展開。6月にイタリアで開催される第94回ピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Imagine Uomo)への出展も予定している。

 ゴールドウインは、2017年にウールリッチの日本国内における事業展開のためウールリッチジャパンを設立。以前はイタリア企画の商品がメインだったが、新たにゴールドウインがデザインなどを手掛けた機能性ウェアを展開していく。
 ファーストシーズンとなる2018年秋冬コレクションでは、ウールリッチを代表するアイテム「アークティックパーカ」や60~70年代に東海岸のキャンパスシーンで多く着用された「パフィーダウンパーカ」などをリデザイン。スナップボタンで開閉しやすい仕様にしたほか、汚れやすい首回りは洗えるよう取り外すことができるなど機能面を改良した。また、キーアイテムと位置付ける「スーペリア アークティックパーカ」は、200デニールナイロンのGORE-TEX®を使用。天然ダウンの保温性を活かすため遠赤外線効果を持つ光電子ファイバーを加え、撥水性の高いプリマロフトを用いて2層構造に仕上げた。ゴールドウインの担当者は「オーセンティックなデザインに、都市生活でも機能する革新性によって次世代に向けた新しいアパレルを提案したい。10月頃には札幌に1号店を出店する計画で、ウィメンズアイテムも展開していきたい」と今後の展望についてコメントしている。
 商品は国内のウールリッチ直営店のほか、「ビームスプラス(BEAMS PLUS)」や「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」などのセレクトショップで展開を予定。また、欧州での取り扱いも決まっており、ピッティ・イマージネ・ウオモへの出展を皮切りに、日本発のウールリッチをグローバル展開していく。