2018年F1第6戦モナコGP日曜日、華やかなグリッドガールたちの様子をムッシュ柴田氏がお届けします。
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佐藤琢磨選手によるホンダF1への応援メッセージ動画を、ASwebでご覧になった方も少なくないと思います。
もちろんモナコからも田辺さんの琢磨選手へのエールを、マリーナで撮影して送ったんですよ。でもF1はインディと違って動画公開の規制が厳しくて、こんな静止画で雰囲気を想像してもらうしかないのが残念です。この程度の動画だったら、自由に公開させてくれてもいいのにな~と思うんですけどね。
琢磨選手の応援の甲斐もあったのか、ピエール・ガスリー選手がバーレーンGP以来となる7位入賞を果たしました。
予選はちょっとミスもありましたが、レースでの37周目までハイパーソフトを引っ張った走りは、素晴らしいのひとこと。
一方のブレンドン・ハートレー選手は、今回もちょっと歯車が噛み合いませんでした。最後はシャルル・ルクレール選手に激しく追突されてリタイア(19位完走扱い)。レース後のチームリリースで、フランツ・トスト代表の彼に対するコメントがものすごくそっけなかったのが、ちょっと気になる……。
フランツ、いつもは温厚なオジサンなんだけど、期待に沿えないドライバーにはすごく厳しいですからね。
それはさておき、レーススタート直前の雰囲気をば。何といってもこの華やかさ、モナコに優るサーキットはありませんからね。
決勝当日は朝からどんより天気で、時おりぽつぽつと雨粒も落ちてましたが、それぐらいではモナコはびくともしませんよ。
続々と集まってくるゲストで、ピットロードは熱気むんむんでした。エステバン・オコンのパパ(右側)といっしょに歩いてる、筋肉の塊のような青年は誰なんだろうと思ったら、柔道の世界チャンピオンなんだそうです。調べてみたら、テディ・リネールというフランス人。う~ん、知らない。申しわけない!
この3人衆は、よ~く知ってます!
あ、でももしかしたら、若いF1ファンは真ん中の白髪オヤジは誰かわからないかも。ベネトン、ロータスのチーム代表だった、フラビオ・ブリアトーレですよ。一時期ぶくぶく太ったんですが、久しぶりに会ったら見違えてました。整形手術を繰り返して、男前を取り戻したとのこと。イタリア人て、男女を問わず整形好きですよね~。見た目勝負のお国柄だからかな。
3人で談笑してるところにカメラを向けたら、フラビオが二人に「おい、ポーズ取ってやれよ」と促して、プロストとアレジが苦笑いしながらこっちを向いたところ(笑)。毀誉褒貶ある人間ですが、この人のチーム代表時代の剛腕を、ぜひもう一度見てみたい。マクラーレン辺りを任せたら、1年ぐらいでタイトル獲ってしまうかも。
それはさておき、むさ苦しい3人とは早々に別れて、いそいそとグリッドに向かいました。何しろ久しぶりに、グリッドガールが復活しましたからね。
といってもリバティ・メディアが方針を変えたわけではなく、モナコGPだけは「モナコ自動車クラブ」の主催で、自分たちで何でも好きにできるわけです。で、「グリッドガールを無くす?けしからん」と、復活させたのでした。
FIAにちょっと気を使ったのか、グリッドガールとグリッドボーイの二人一組でしたけどね。
各ドライバーへのひとことが吹き出しに入ってたり、いろいろ工夫も凝らされてました。
やっぱり、いいな~、この雰囲気。他のグランプリでも、復活しないかな~。