JGTC全日本GT選手権やスーパーGT、ル・マン24時間などで活躍したレーシングドライバー、山路慎一の急逝から4年。今年も故人を追悼するゴルフコンペが、生前山路氏と親交の深かった関係者によって開催された。
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5月26日は、スーパーGT、ル・マン24時間などで活躍したレーシングドライバー、山路慎一氏の命日。そこで5月22日、生前山路氏と親交の深かった関係者によって『第二回「説教大好き!!」山路慎一 メモリアルゴルフ大会』が開催された。
富士スピードウェイに隣接するゴルフ場にて開催されたこのイベントには、中嶋一貴、谷口信輝、平川亮、片岡龍也、平中克幸をはじめとする現役レーシングドライバーを中心に、山路氏にゆかりのあるメンバー30名が集結。
自宅に庭にバンカーを作ってしまうほど、無類のゴルフ好きだった山路氏。「年に一度、みんなでゴルフをやりながら、山路慎一という男がいたことを思い出したい」という企画だ。
ゴルフコンペは、山路氏の才能を誰よりも先に発掘したコクピット館林代表取締役塩田和好氏の始球式でスタートした。
スタートホールではアトラクションとして、山路氏が使用していたクラブを使用し、Tショットを打つ『天国からの1打!』という企画を開催。この1打は打数に含まれないことから、まさに天国にいる山路氏から参加者全員へのプレゼントとなった。
そして、山路氏の思い出話に花が咲き、和やかな雰囲気でスタートしたゴルフ大会だったが、どうしても『リザルト』にこだわるのは、やはりレーシングドライバーたちの性。
「レースも、ゴルフも、やるからには、超真剣!」そんな、天国から山路氏の声が聞こえてきそうな超本気モードの戦いは、小林且雄の優勝で決着した。
表彰式では、山路氏が現役時に乗っていたカーナンバーで各賞を決定。そして関谷正徳が生前の山路氏について熱く語った。