香取慎吾の個展『NAKAMA des ARTS』が、9月19日からフランス・パリのルーヴル美術館シャルル5世ホールで開催される。
昨年『日本財団DIVERSITY IN THE ARTS 企画展 ミュージアム・オブ・トゥギャザー』に出品したほか、今年3月には世界一長いエスカレーターとして知られる香港のミッドレベルエスカレーターの側面に壁画を描くなど、画家としても活動している香取慎吾。6月24日まで東京・日比谷の帝国ホテルプラザ東京では香取と若手アーティストによる展覧会『NAKAMA de ART』が開催中だ。
ルーヴル美術館での個展は、日仏友好160年を記念した日本文化・芸術の祭典『ジャポニスム2018:響きあう魂』の公式企画の1つとして開催。香取にとっては初の個展となり、「アートを題材にしてNAKAMAとつながりたい」というコンセプトのもと、絵画、オブジェに加え、香取の好きなファッションも紹介される。さらにフランス初上陸となる「ZUKIN」を繋ぎ合わせたドーム型の「新しい建築」とのコラボレーション作品も発表される予定。
現在作品の準備に取り掛かっているという香取は、同展について「アートにゴールはないと思い続け、描き続けているぼくですが、目指すゴールと言ってもおかしくないルーブル美術館でスタートできることに、ぼくのアート脳が爆発しています。たくさんの人に僕を感じてもらいたいです」と意気込みを語っている。
あわせて香取が『ジャポニスム2018』全体の広報大使に任命されることも決定。7月から来年2月まで行なわれる『ジャポニスム2018』について、日本とフランスの両国で様々な広報活動を展開する。
広報大使に決定したことについて香取は「ぼくの大好きなフランスと日本の“響きあう魂”をパリで世界中の方々に体感してもらえたらうれしいです!」とコメント。今後香取が行なう広報活動については随時発表される予定だ。
『ジャポニスム2018』の事務局を務める国際交流基金の安藤裕康理事長は「香取慎吾さんは歌手、俳優といった活動にとどまらず、アーティストとして壁画、オブジェ、絵画、さらには自身のSNSなど幅広いメディアを通じ常に表現活動を続け、その姿はあらゆる世代から大きな反響を受けています。その活動ぶり、発信力の強さは日本文化・芸術の祭典である『ジャポニスム2018』の広報大使にまさにふさわしいものであり、また、多様な日本文化の魅力を紹介する『ジャポニスム2018』の公式企画として香取さんの展覧会を実施することとなりました。香取さんのなにものにもとらわれない自由な作風、突破力を伴う作品をフランスの皆様にお楽しみいただくとともに、香取さんの広報大使としてのご活躍を期待しています」とのコメントを寄せている。