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『トップを光らせ、底辺を拡大する』。柿元邦彦座長のワーキンググループが中長期的な国内モータースポーツ振興策をJAFに提出

2018年05月29日 11:21  AUTOSPORT web

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矢代隆義会長(左)に答申を受け渡す柿元邦彦座長(右)
元ニッサンGTチーム総監督で、現在はニッサン/ニスモ のアンバサダーの柿元邦彦氏が座長を務める『第2次JAFモータースポーツ振興ワーキンググループ』は5月23日(水)、国内モータースポーツの振興策についての答申をJAF会長の矢代隆義氏に提出した。

 JAFは国内モータースポーツの活性化を図るため、各種団体や組織が連携して取り組むべき振興策をとりまとめることを目的とした『第2次JAFモータースポーツ振興ワーキンググループ』を2017年4月に設置。

 そこで、中長期の視点で今何をするべきかを考察するため、外部有識者からの意見や外部研究機関による調査報告を踏まえ、様々な視点から今後のモータースポーツ普及・振興のあり方についての検討が行われてきた。

 今回の答申には、モータースポーツを広く世間に知らしめ関心を持つ人を増やし、体感する場を提供するために『トップを光らせ、底辺を拡大する』方策を主体としたモータースポーツ振興策が取りまとめられ、グループの柿元座長から矢代会長に答申が手渡された。

 その『モータースポーツ振興策についての答申』の主な概要は下記の通り。

■モータースポーツ振興策についての答申
(1)JAFモータースポーツ審議会直属のプロモーション・タスクフォース「モータースポーツ振興委員会(仮称)」を設置して下記について具体的な検討を行う。
1.トップを光らせる
2.底辺を拡大する
3.女性の活躍する舞台作り
4.JAFの持つ強大な広報媒体のネットを含む活用策
5.魅せるモータースポーツ化などプロモーション全般の検討
(2)JAFモータースポーツ専門部会の委員構成の適正化と部会間の連携強化・年齢分布の適正化
(3)変化する時代に対応するため、5年後を目途に第3次JAFモータースポーツ振興ワーキンググループを設立