ディスコは2019年卒の学生2426人を対象に仕事やライフスタイルに関する意識調査実施し、5月28日に結果を発表した。仕事の目的は、「夢のため」というよりも「生活のため」という人が多く、57.3%に上った。また「自分のため」が61.3%で「世の中のため」を上回った。
理想の働き方としては「私生活優先」が78%に上り、「仕事優先」は22%にすぎなかった。あくまでも自分の生活のために働くという割り切った学生が多いようだ。
「社会人生活に期待する」という回答は半数以下
将来について聞くと、「転職は考えない」が69%、「転勤は嫌」が67.6%、「国内で働く」が71.1%に上った。転勤や海外勤務を嫌い、同じ所に留まりたいという学生が多いことがわかる。
「なりたい社会人像がある」という学生は45.9%、「社会人生活に期待する」は45.6%に留まっており、学生が社会人生活に憧れを抱いていないこともわかった。
とはいえ、前向きなところがないわけではない。「出世したい」は59.4%で「出世には興味ない」よりも多く、「やりたい仕事がある」も64.6%に上っている。
将来のライフプランとしては「結婚したい」「できればしたい」が合わせて78.2%に上っている。やはり8割近い学生は結婚したいと考えているようだ。ただ「どちらとも言えない」も12.2%、「あまりしたいと思わない」「したくない」も合わせて9.6%いた。
子供については「2人」ほしいという学生が60.9%で圧倒的に多く、次いで「3人」が16.3%だった。「1人」「4人以上」も含めると85.1%の学生が子供をほしいと答えている。この割合は結婚したい割合を上回っており、結婚には消極的でも子供はほしいという学生もいるようだ。
育休の取得にいて男女別に聞くと、「取得したい」「できればしたい」は女子で95.3%に達しており、男子でも70.1%に上っている。男性の育休取得率は現状ではわずか3.16%(2016年度)だが、今後取得する人が増えていくかもしれない。逆に配偶者に育休を取得してほしいかどうか聞くと、男子では84.6%、女子では61.3%だった。