トップへ

濱田龍臣、萩原利久、嘉島陸に注目! ドラマ・映画に引っ張りだこの子役出身俳優

2018年05月29日 06:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 幼い頃から子役として親しまれてきた役者たちの活躍に、「もうこんなに大きくなったのか」と驚かされる日々が続いている。それほど子役出身俳優たちが今、ドラマに映画に引っ張りだこだが、演技力、知名度ともに申し分ない彼らは、重宝されてしかるべきなのだろう。なかでも今回は、今期ドラマに高校生役で出演中の濱田龍臣、萩原利久、嘉島陸の3人に注目したい。


平野紫耀、先輩・松本潤からのアドバイス明かす【写真】


■濱田龍臣


 『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)で、メガネをかけたインテリイケメン姿を披露するのは、濱田龍臣。濱田といえば、なんといってもNHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)で演じた坂本龍馬(福山雅治)の幼少時代役である。当時、濱田は9歳。クリクリとつぶらな瞳で無邪気に笑う姿が可愛らしく、「福山雅治に似ている」としても話題を呼んだ。同年に出演した『怪物くん』(日本テレビ系)では、怪物屋敷の近所にあるアパートに住む小学生・市川ヒロシ役に抜擢。劇中では、主演の大野智と息ピッタリの演技を披露し、2013年に放送された『VS嵐』(フジテレビ系)に出演した際、大野と背比べをする姿もほほえましかった。


 2017年にはシリーズ最年少となる16歳で『ウルトラマンジード』(テレビ東京系)に主演し、子役時代の濱田を知らない子どもたちへの人気拡大にも成功。今年に入ってからも『モブサイコ100』(テレビ東京系)で内気でありながら超能力を持つ中学生・モブをおかっぱヘアで熱演するなど、演技の幅を広げてきた。


 そんな濱田が現在演じているのは、英徳学園歴代トップIQの持ち主で、C5の頭脳的存在・平海斗役。チャームポイントともいえる優しい目元をメガネでキリリと封印。神楽木晴(平野紫耀)の暴走を制する様をクールに演じ、また新たな魅力を放っている。6月には、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018」で主演短編映画『ブレイカーズ』が上映されることも決定しており、その勢いはますます加速するばかりだ。


■萩原利久


 『あなたには帰る家がある』(TBS系)に茄子田慎吾役で出演しているのは萩原利久。小学生時代には『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)の“オカレモンJr.”や『週刊こどもニュース』(NHK)で愛らしい一面を見せていた萩原だが、俳優として脚光を浴びたのは2015年に放送された福士蒼汰主演ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)だろう。演じたのは、入院中の女子中学生・山城心音(大友花恋)が恋する素朴な中学生。登場シーンはそれほど多くはなかったものの、病院内でのお祭りデートなど、初々しい恋愛模様に胸キュンする視聴者が続出した。


 その後も『帝一の國』『あゝ、荒野』など話題作に出演を続けてきた萩原が、現在演じているのはユースケ・サンタマリアと木村多江が演じる茄子田夫妻の長男役。自分の家庭を「普通じゃない」と話す彼は常に物憂げで、何かに堪え忍ぶかのような表情には思わず引き込まれてしまう。役者歴も長く、どこか落ち着いた雰囲気を放つ萩原は、19歳とは思えない深みのある演技が魅力。濱田主演の『ブレイカーズ』にも出演しており、“大人への反抗と友情”を描く青春モノでの実力派同士の競演に胸が高鳴る。


■嘉島陸


 そして、『花のち晴れ~花男 Next Season~』で久々に俳優復帰となったのは嘉島陸。くっきりとした目鼻立ちが印象的な嘉島は6歳から子役活動をはじめ、2008年に『流星の絆』(TBS系)で錦戸亮扮する有明泰輔の幼年時代、翌年には『アイシテル~海容~』(日本テレビ系)で殺人を犯してしまう少年、そして2011年にはNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』で向井理扮する徳川秀忠の幼少期など、次々と重要な役どころに抜擢されてきただけに「あの子か!」と記憶が蘇る人も多いはず。


 一度は芸能界を引退した嘉島だが、『花のち晴れ』で7年ぶりに活動再開。演じるのは、馳天馬(中川大志)を慕う桃乃園学院の副会長・近衛仁だ。プロデューサー・瀬戸口克陽氏は「ドラマが後半に向かうにつれ重要な役どころとなる“花晴れ”の中でも異色のキャラクター・近衛仁のキャスティングを考えていたところ、嘉島陸くんが活動を再開すると聞き、すぐにオファーしました」とコメントしており、第7話の予告では屋上の手すりに足をかけるショッキングな姿も映し出されていただけに、今後物語のキーパーソンとなる予感。もともと高い演技力で知られた嘉島だが、芸能界から離れたからこそ得られた経験を糧に、再出発した彼の飛躍に期待がかかる。


 子役時代から大いに活躍してきた濱田、萩原、嘉島とはいえ、未だ開拓していない役者としての一面がまだまだ残されているはず。今後も様々な顔で、私たちを楽しませてくれるに違いない。


(nakamura omame)