2018年F1モナコP決勝で、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは8位、カルロス・サインツJr.は10位だった。
■ルノー・スポール・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=8位
いいレースができたと思う。カルロスと違う戦略で走るというプランで、それがうまくいったんだ。昨日の予選ではいい結果を出せなかったけれど、そこからうまく挽回できた。8位は今日の状況のなかで可能な最大限の結果だと思う。
最初のスティントはすごくうまくいった。中盤でひどいグレイニングが出たために苦労したけれど、その後、タイヤが回復して、かなり速いタイムで走れるようになり、戦える状態に戻れたんだ。それもモナコだ。クレイジーな展開になることもあれば、今日みたいなこともある。僕らはチャンスを最大限に生かしきれたと思う。
カルロス・サインツJr. 決勝=10位
僕にとっては難しいレースだった。16周目にタイヤを交換し、ウルトラソフトで60周を走らなければならなかった。グレイニングがひどくて、理想的な状況ではなかった。そのために僕にできることはあまりなかった。僕とは違う戦略で走っているマシンの方がずっと速かった。
いろいろなことを冷静に見直して、モントリオールにはもっと強くなって戻ってきたい。
(スペインのメディアに語り)ひどいレースだった。本当に辛かった。悲惨といっていい。どんなにタイヤを労わって走っても、フロントがだめになっていった。序盤でウルトラソフトに換えたけど、それはベストの戦略ではなかった。
(タイヤ交換を終えたばかりのヒュルケンベルグにポジションを譲るよう言われたことについて)ニコを前に出すというのはひとつの出来事に過ぎない。ひどいデグラデーションに苦しんでいた時点でもう僕にはチャンスはなくなっていた。
間違いはずっと前に起きていたのだと思う。(ウルトラソフトで長く走ることでひどいデグラデーションに苦しむと)僕は思っていたけれど、そう考えない人たちもいた。
それでも、マクラーレンよりも多くポイントを稼ぐという目的は達成した。優先すべきはチームのためにできるだけたくさんポイントを獲得することだ。