2001、2002、2009年のインディ500ウイナーで最多タイとなる4度目の制覇を目指して第102回インディ500に参戦したエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。トップ集団で走行を重ねるも146周目に単独クラッシュを喫しリタイアとなった。
2018年はインディカーフル参戦を止めスポーツカーを戦っているカストロネベス。インディアナポリスで行われる2戦にはチーム・ペンスキーからスポット参戦し、4度目のインディ500制覇を目指した。
予選1日目のパンプデイではトップで終えたカストロネベス。ポールデイではスピードが伸びず8番手グリッドからのスタートとなったが、一貫してマシンは調子良く優勝候補最右翼に推す声もあった。
決勝でもベテランらしい走りを披露しトップ集団で走行。最終スティントの優勝争いに備えていたが、残り55周となった4度目のイエローコーション明けのリスタートラップのターン4で単独スピン。ピットレーン側のウォールにクラッシュし、無念のリタイアとなった。
「クルマのハンドリングはよかったけど、ほかのドライバーたちに近づくことができなかった。(ライアン)ハンター-レイを外側からパスした時に、少しデブリを踏んだのかもしれない」とカストロネベス。
「実際にはターン4ではなくターン1を心配していたんだ。少しクルマの動きを感じて、今回は残念ながらリヤが回転してしまった。マシンは本当に良かったんだけどね」
「今日はの暑さに対しては、僕たちは学んでいる途中だった。ほかのクルマにもっと近づいて走ることができたと思う。自分自身、その機会があればそれを求めていっただろう。ユーズドタイヤではやるべきではなかったかもね。でも、勢いを増していると感じていた」
「残念だよ。とても驚いた。もう少し学んでうまくいけば、RP(ロジャー・ペンスキー)にまた挑戦することを納得させることができるよ」