友人や会社の人と遊んだり飲んだりするとき、「○○は誘ってないからヒミツね」と言われたことはないだろうか。個人的な好き嫌いや同席する人との関係を配慮し、特定の人を除いて集まるのは、人間関係を円滑にするための1つの手段ではある。
ただ、それが本人の耳に入ってしまうとややこしい。先日、ガールズちゃんねるの「自分を誘わなかった人への接し方」というスレッドでは、職場で自分だけ飲み会に誘われなかったトピ主が、誘わなかった人にどう接するべきか相談を持ちかけていた。(文:ツマミ具依)
「その場にいた人にだけ声をかけただけかも」「気にしなくて良いのでは」
一番支持を集めていたのが、接し方を今までと変えないこと。これが大人の対応というものなのかもしれないが、できたら苦労しないだろう。
「嫌われてんのかなと思って関わらない」
「あぁそういう人なんだと思って以後できるだけ関わらない」
距離を置くことを提案する声も多かった。下手に関係を保とうとしたところで余計ストレスになるかもしれない。潔く諦める、強気でいることも解決策として有効だ。
気にしないほうがいいという意見も散見された。
「その場にいた人にだけ声かけたりとかよくあるよ。気にしすぎない方がいいと思います」
「話の流れで近くにいた人達で飲み会をすることになかったとか、タイミングもあるかもしれないので気にしなくて良いと思いますよ」
もし誤解だとしたらお互い損だ。確信が持てないのであれば悩みを先延ばしにしてしまうのも手である。それでも、気持ちがすっきりしないのならば
「『なんで誘ってくれなかったのー』と笑わない目で聞けばいい」
「後日、それってイヤミですか?って面と向かってマジ顔で聞いてみたよ。 まさか直接聞かれるとは思わなかったようで、固まっていた。 多少は言い返した方がよいよ、甘くみられるから」
といったアドバイスを参考にするのも良いだろう。ただ、相手の思うツボだったり、新たなトラブルに発展したりする可能性もあるので、見極めは慎重にしたい。
「仕事の付き合いなんて所詮上辺だけ」深入りしないのも処世術
職場でのことなら、そこまでこだわることはないという声も。仕事を通じた人間関係の希薄さを体験した人からの助言だ。
「職場の呑み会に行きたい? その人達はほんとの友達? 仕事辞めたら付き合いなんてなくなるほど薄い関係だよ」
「所詮上辺だけだから適当にこれからも仕事上用ある時だけ話して、あとは特にこっちから話しかけなくていいと思う」
仕事と割り切って、人間関係に深入りしないことも処世術。「心は許さないけど、同僚としての付き合いはきちんとやる。あからさまな意地悪をする人に、格の違いを見せつけてやれ」という意見もあったが、ここまで心の余裕を持てるのは一つの理想だろう。
スレッドに寄せられたコメントを受けて最後にトピ主はこう答えた。
「傷つけられる方が、傷つけるよりまし、と思えてきました。できるだけ人は恨まないようにしたいと思っています。(中略)自分を嫌いな人のことをいつまでも考えていても仕方ないですよね。自分のことを好きでいてくれる友達を大事にします」
全ての人に好かれる人間はいない。たとえ嫌われてしまっても、相手に固執せず、今ある関係を大事にするのがすがすがしい人間関係の形かもしれない。