27日に決勝レースが行われる第102回インディ500。2連覇を目指すレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨が、同日にF1モナコGPに挑むホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治氏に激励のビデオレターを送った。
今シーズンからスクーデリア・トロロッソと新たなパートナーシップをスタートし運営体制を一新したホンダ。現場を指揮するテクニカルディレクターには田辺豊治氏が起用されている。
田辺氏は、1984年に本田技術研究所に入社。1990年から92年にはマクラーレン・ホンダのゲルハルト・ベルガーの担当エンジニアを務め、2000~2008年にはホンダF1でジェンソン・バトンを担当。
2013年から2017年まではホンダのアメリカ拠点であるホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)のシニア・マネージャーとレースでのチーフエンジニアを就任。インディカーを戦う佐藤琢磨を支え、昨年は共にインディ500日本人初制覇という快挙を達成。佐藤琢磨には欠かせない戦友だ。
27日は世界三大レースのインディ500とF1モナコGPの決勝レースが開催。共にビッグレースを戦う琢磨とトロロッソ・ホンダでテクニカルディレクターの田辺氏がエール交換を行い、お互いに健闘を誓った。
インディ500より一足先にスタートするF1モナコGP。予選ではピエール・ガスリーがQ3に進出し10番グリッドを獲得しておりトロロッソ・ホンダの活躍が期待できそうだ。
一方、マシンバランスに苦しんでいた琢磨も最後のプラクティス走行となる25日のカーブデイでは6番手と好位置につけ、復活の兆しを見せている。2連覇という更なる快挙を達成できるのか? 第102回インディ500決勝レースは日本時間27日25時過ぎにスタートを迎える。
■佐藤琢磨メッセージ@インディアナポリス