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モーガン・フリーマン「精神的に大打撃を受けている」 セクハラ疑惑で新たな声明

2018年05月27日 14:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

モーガン、ショック大きく(画像は『Morgan Freeman 2014年7月22日付Facebook「Have you ever asked yourself the question, “When Did Time Begin?”」』のスクリーンショット)
現在80歳ながら、俳優や一流ナレーターとして引く手あまたのモーガン・フリーマン。彼について女性数名が「セクハラ加害者だ」と主張、モーガンは「僕の行動で不快に思われたのなら謝罪する」との声明を発表していたが、新たな声明では自身の受けた精神的ショックを強調した。

このほど8名の女性達が立ち上がり、「モーガン・フリーマン氏からセクハラ行為を受けた」と声をあげた。

「仕事を失うことはどうしても避けたい。」

映画セットや彼のプロダクションカンパニーで一緒に仕事をしてきたとあって耐えていたが、モーガンは彼女達の身体に触れる、さらには彼女らの容姿に絡め性的な発言をしていたのだ。これを受けてモーガンは「僕は故意に人を怒らせたりする人間ではありません」「ですが不快な思いをされた方、そして軽視されたと感じた方には謝罪いたします。僕にはそのような意図は一切なかったのです」との声明を発表し、「謝罪した」と大きく報じられた。

しかしモーガンは新たに声明を発表し、以下のように主張している。

「木曜日のメディア報道で、一瞬のうちに80年の人生が傷つけられる危機にあり、そのことで精神的に大打撃を受けています。」
「暴行やハラスメント被害を受けた方々は皆、声をあげるべきです。そして我々もそういう被害者の声に耳を傾ける必要があります。ですが酷い性的暴行を、余計な褒め言葉やユーモアと同一視するのは正しいことではありません。」
「私もこれは認めます。私は相手が男性であろうが女性であろうが、私と一緒にいてくつろいだ気分になってほしい、そして高く評価しているのだと知ってもらわねばと感じる人間なんです。そのため女性を褒めたり冗談の言い合いをしようとしていました。自分ではユーモアがあり楽しいことだと思っていたのです。」

「ですが、明らかに自分の意図通りには伝わらないこともありました。木曜日に謝罪したのはそのためです。今後も私が動揺させてしまった人には謝罪しますが、心を乱そうという意図はなかったのです。」
「またハッキリさせておきたいことがあります。私は危険な職場環境を作り出す、また女性達を暴行するという行為に出たのではありません。セックスの代償として雇用する、または昇進をオファーしたこともありません。そのようなことをしたという指摘は事実ではありません。」

「女性に対する褒め言葉やジョークをセクハラと勘違いされた」というのがモーガンの言い分だが、セクハラとは相手が「不快だ」と感じる性的要素を含む言動が該当するとされる。その点を考慮すれば、たとえモーガンの主張が全て事実であったとしても、モーガンの認識が甘かったと言わざるを得ない。

画像は『Morgan Freeman 2014年7月22日付Facebook「Have you ever asked yourself the question, “When Did Time Begin?”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)