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F1モナコGP予選:驚速リカルドが自身2度目のポールポジション、ガスリーも健闘のQ3進出

2018年05月26日 23:21  AUTOSPORT web

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2018年F1第6戦モナコGP ダニエル・リカルドがポールポジションを獲得
5月26日現地時間午後3時、モナコGPの予選が行なわれた。天気は引き続き快晴で、気温は26度、路面温度は49度まで上がった。 

 トロロッソを先頭にQ1から全車がハイパーソフトタイヤでコースインしてアタックに向かう。トラフィックが大敵となるモナコだけに各車とも多めの燃料を積んで連続周回でアタックを続けていく。フリー走行3回目でクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペンのマシンはギヤボックス交換で5グリッド降格が確定した上、まだ修復作業中で予選には間に合わなかった。

 各車が1回目のアタックランで2~3回のアタックを終えたところでトップはフリー走行で好調だったレッドブルのダニエル・リカルドで1分21秒013。2番手はセバスチャン・べッテル、3番手ルイス・ハミルトン、4番手キミ・ライコネン、5番手にはフェルナンド・アロンソ、6番手にセルゲイ・シロトキン、7番手ストフェル・バンドーンというラインナップとなった。

 残り6分を切ったところでトップ4以外はピットインして2回目のアタックランに入り、さらにタイムを更新していく。17番手に沈んでいたバルテリ・ボッタスはここで3番手タイムを出しQ1を通過。しかし残り1分を切ったところでシャルル・ルクレールがターン1で大きくロックさせてコースオフしイエローフラッグが出される。

 さらにブレンドン・ハートレーはトンネルでセルジオ・ペレスに幅寄せされてタイム更新ができず16番手でQ1敗退。それ以外にフェルスタッペン、ケビン・マグヌッセン、ランス・ストロール、マーカス・エリクソンがQ1敗退となった。


 決勝のスタートタイヤを決めるQ2では、メルセデスAMG勢だけがウルトラソフトを履いてコースインしそれ以外はハイパーソフトを履く。トップに立ったのはまたしてもリカルドで1分11秒353までタイムを伸ばし、2番手には0.165秒差でベッテル、3番手にライコネン。4番手ペレス、5番手アロンソとなったが、ウルトラソフトのメルセデスAMG勢は11番手・14番手に沈んで2回目のアタックランにはハイパーソフトで臨むことになった。

 残り6分を切ったところで各車が2回目のアタックへ向かう。ここでルイス・ハミルトンは4番手、バルテリ・ボッタスは5番手タイムを記録してQ2を通過。フォース・インディア勢2台がQ2を突破した他、ピエール・ガスリーはロマン・グロージャンに抑え込まれて不満を訴える場面もあったが10番手タイムを記録してQ3進出を果たした。

 中団グループは6番手エステバン・オコンから15番手まで0.5秒というかなりタイトな争いとなったが、その中で11番手ニコ・ヒュルケンベルグ、12番手バンドーン、13番手シロトキン、14番手ルクレール、15番手グロージャンがQ2敗退となった。


 Q3ではサインツ、ガスリー、アロンソの順でコースインし、メルセデスAMGはその後方でギャップを広げてからアタックに入る。リカルドとライコネンは1周以上のギャップを開けてコースインし、ベッテルはさらにガレージで待機して1周後にコースインしクリアラップを取ろうと工夫する。

 サインツ以外の中団勢は中古のハイパーソフトでのフィーリング確認だ。1回目のアタックでリカルドが1分10秒810までタイムを伸ばしてトップ。2番手ハミルトンに0.451秒の差をつけ、ベッテルとライコネンも僅差で3番手・4番手となった。

 残り4分を切るとガスリー、アロンソが先陣を切って2回目のアタックに入る。残り3分を切ったところで上位勢も続々と最後のアタックに向かっていった。

 ベッテルはここでタイムを伸ばしたもののリカルドには0.229秒届かず2番手。ハミルトンも0.422秒差の3番手。リカルドも最後のアタックは自己ベストを更新できなかったもののポールポジション獲得を決めた。4番手にライコネン、5番手ボッタスの3強チームに続いたのは、6番手オコン、7番手アロンソ、8番手サインツ、9番手ペレス、そしてガスリーはQ2の自己ベストを0,1秒縮めたものの10番手で予選を終えた。