20分間のQ1、序盤は山下健太(KONDO RACING)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、塚越広大(REAL RACING)、山本尚貴(TEAM MUGEN)らが1分6秒台で上位に進出。最初に1分5秒台をマークしたのは石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で、ここでほとんどのドライバーがファーストアタックを終えピットへ向かう。
ここまでで、前戦オートポリスで1番手タイムだった平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、2番手タイムだった野尻は5番手以内につけることができずにいた。
Q1セッション後半のアタックで、まず最初にアタックしたのはジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)。しかしトップを奪うには至らない。その後も続々とタイムが更新されていくなか、残り時間2分ほどになったころ、赤旗が提示される。トム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)がSPアウトコーナーの外側でコースアウトしたためだ。これにより、マシン回収のためにセッション中断となった。
この時点でトップ5は国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、松下、山本、石浦、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)。平川、野尻、ニック・キャシディ(KONDO RACING)は15番手以下のノックアウトゾーンにおり、わずかな残り時間でQ2進出タイムを出さなければならなくなった。
結局、関口は16番手でQ1敗退となり、代わって15番手だった山下が14番手に浮上。一転してQ2進出の切符を手にしている。Q1でノックアウトしたのは関口に加え、大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM'S)、ディルマンの4名となった。
■Q2 混乱のQ1を経て始まった予選Q2。小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)がまずアタックを行うが、ターゲットタイムをたたき出したのは野尻だ。1分4秒台をマークしてトップに立つ。