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第102回インディ500:決勝前最後の走行となるカーブデイはカナーンがトップ。琢磨も復調の兆し

2018年05月26日 14:11  AUTOSPORT web

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決勝前最後走行となるカーブデイ。1時間のセッションで33台が1273周を走行
インディカー・シリーズ第6戦インディ500は、25日に決勝前最後のプラクティス走行となるカーブデイを迎え、33台が1時間に渡って走行を重ねた。トップスピードはトニー・カナーン(AJフォイト・レーシング)。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、6番手と復調の兆しを見せた。

 27日に決勝レースが行われる第102回インディ500。25日のカーブデイは最後のプラクティス走行が11時より行われた。決勝に向けてマシンバランスを確かめセッティングを決定する大事な走行時間だ。


 1時間の短いプラクティス走行でトップスピードを記録したのはトニー・カナーン(AJフォイト)。10番手グリッド以降を決めるポールデイのセッションでも速さを見せ10番グリッドを獲得したカナーン。マシンの調子は良く、227.791mphとこの日のトップスピードを記録した。


 2013年のインディ500ウイナーであるカナーン。17度目のインディ500に対し、「レースのためにカーブデイで10周のみしか走行せずに、エンジンをセーブしていた頃を覚えているよ。今日のエンジンは素晴らしく、シボレーは素晴らしい仕事をしている。完全なパワーで駆け抜けることができるんだ」とコメント。

 2番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が続き、3番手は悲願のインディ500制覇を目指すマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポート)。4番手は昨年クラッシュによる大怪我で欠場したセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)とホンダ勢が続いた。


「今日は暖かったね。レースデイはもっと暖かくなるかもしれない。今日のタイムから何を学ぶことができるかわからないよ。多くのドライバーがタイヤを投入していた。全体的には、クルマは快適だったよ。でも、レースに入るまでは、自分たちの力がどのくらいなのか正確に知ることはできないよ」とディクソン。

 マシンバランスに苦しむ佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は6番手と決勝での巻き返しを期待させる走りを披露した。


 優勝候補最右力のチーム・ペンスキーは、ウィル・パワーが7番手、ジョセフ・ニューガーデンが15番手、エリオ・カストロネベスが17番手、シモン・パジェノーが20番手となった。

 事前の走行はこのカーブデイで終了となり、いよいよ27日に第102回インディ500決勝レースのスタートを迎える。