映画『孤狼の血』の続編が製作されることが決定した。
5月12日から公開されている白石和彌監督の『孤狼の血』は、柚月裕子の同名警察小説をもとにした作品。暴力団対策法成立直前の広島を舞台に、金融会社社員の失踪事件が発端となった暴力団同士の抗争や、役所広司演じるベテラン刑事・大上章吾と、松坂桃李演じるキャリア組の新人刑事・日岡秀一がそれぞれの正義を追求していく姿が描かれる。
映画『孤狼の血』の続編は、柚月裕子の同名警察小説の続編である『凶犬の眼』をもとにする予定。スタッフとキャストは『孤狼の血』から続投する方向で調整しているという。詳細は続報を待ちたい。
続編の製作について、役所は「続編は、第一作を遥かに超えるいい作品を期待しています」とコメント。柚月は「『荒磯に波』の東映△マークを見るだけで、心が震えました。続編は望外の喜びです」と語っている。
■役所広司のコメント
続編は、第一作を遥かに超えるいい作品を期待しています。今後、色んな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると日本映画に活気が出るのではないでしょうか?
■柚月裕子のコメント
「荒磯に波」の東映△マークを見るだけで、心が震えました。続編は望外の喜びです。持てる力すべてを注ぎ込んでくださった 東映とスタッフ、劇場に足を運んでいただいた観客の皆様には、感謝の言葉しかありません。あの狂熱と恍惚を、再び期待しております。
■多田憲之(東映株式会社代表取締役社長)のコメント
「孤狼の血」は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定を致します。