今年から始まったピレリのポールポジション・アワード。各グランプリでポールポジションを獲得したドライバーに『ポールポジション賞』を与えるという企画だ。
授章式は予選直後にパルクフェルメで行われ、ピレリのプレゼンターがポールポジションを獲得したドライバーに風洞モデルと同じサイズのタイヤをプレゼントする。
サイズは風洞モデルと同じだが、タイヤには「ピレリ・ポールポジション・アワード」という文字とともに、グランプリ開催地と予選日が刻印された特別バーションとなっている。
開幕戦ではピレリのコマーシャルディレクターのロベルト・リギが担当。3戦目の中国GPはピレリのはパシフィック地域の副社長を務めるジュリアーノ・ミナッシがプレゼンターを務め、2戦目のバーレーンGPと4戦目のアゼルバイジャンGPは、ピレリのF1部門のトップであるマリオ・イゾラ(ヘッド・オブ・カーレーシング)が務めた。
つまり、開幕4戦はピレリの関係者がプレゼンターだったということもあり、あまり注目されなかったが、ヨーロッパラウンド開幕戦となった第5戦スペインGPでは、元世界ラリー選手権チャンピオンのカルロス・サインツが大役を担い、俄然注目を集めた。
そして、今回のモナコGPでは、ピレリはあっと驚くプレゼンターを準備しているという。
それがどれくらいの大物なのかは、何度聞いても「ピッグサプライズにしているから、絶対に教えられない」(ピレリ広報)というほど。
それでも、「それではニュースにならないので、何かヒントを」とお願いすると、「女性ではない」と。男性だけでは、なにもわからないから、もう一声!!
「歌手や俳優ではなく、スポーツ関連の人」だという。
モナコGPの予選はほかのどのグランプリよりも盛り上がるが、今年のモナコGPの予選は予選後のセレモニーにも注目したい。