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ブランパンGT手がけるSRO、北米ピレリ・ワールドチャレンジの筆頭株主に。「欠けていた最後のピース」

2018年05月26日 09:41  AUTOSPORT web

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北米で開催されているPWCがブランパンGTシリーズなど数々のGTカーシリーズを運営するSRO傘下に入る
ブランパンGTシリーズを運営するSROモータースポーツグループは5月26日、北米地域でPWCピレリ・ワールドチャレンジを運営しているWCビジョンLLCの筆頭株主に就任すると発表した。

 PWCは1990年にスポーツクラブ・オブ・アメリカ(SCCA)がスタートさせたチャンピオンシップで今年で29年目を迎えたシリーズ。北米地域ではIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップと2大勢力を誇っており、北米市場にFIA-GT3やGT4、TCRを根付かせたカテゴリーでもある。WCビジョンLLCは2008年から運営に携わっている。

 SROは今後2年間でWCビジョンLLC株を買い付け、筆頭株主に就任することになる。

 すでにブランパンGTシリーズやインターコンチネンタルGTチャレンジ、GT4ヨーロピアン・シリーズなどGT3、GT4主体のGTレースを数多く手がけているSROは、以前からPWCとは協力関係にあったが、今回筆頭株主として関与を強めることで「よりグローバルなプラットフォームをドライバーとマニュファクチャラーに提供できる」としている。

 なお、SROが筆頭株主に就任したあともPWCのマネジメント体制は変わらず。引き続き、ボブ・ウッドハウスらが委員を務めていくという。

「今回のアナウンスができることを本当にうれしく思う」と語るのはSRO創設者でグループCEOを務めるステファン・ラテル。

「私は大昔、カリフォルニア州サンディエゴで大学生をしている時にビジネス界への一歩を踏み出したんだ。だから、グローバルに展開しているビジネスのひとつにピレリ・ワールドチャレンジを加えられることは本当に喜ばしいことなんだ」

「世界中のドライバーやチーム、マニュファクチャラーにグローバルなGTレースを提供するというプランにおいて、ピレリ・ワールドチャレンジは欠けていた最後のピースだった」

「次のステップはPWCのパドックに足を運んで関係者と顔をあわせ、彼らと将来に向けた話をすることになる」