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FIA F2第4戦モナコ レース1:福住が10位入賞。レースはマルケロフが制す

2018年05月25日 20:21  AUTOSPORT web

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FIA F2モナコ スタートシーン
5月25日(金)、モナコ市街地コースでFIA F2第3戦レース1が開催され、アルテム・マルケロフ(ロシアンタイム)が優勝。日本の福住仁嶺(アーデン)は10位、牧野任祐(ロシアンタイム)は14位だった。

 昨日の予選でポールポジションを獲得したアレキサンダー・アルボン(ダムス)は、3戦連続のポールスタート。福住は13番手スタート、牧野は11番手スタートとなる。

 レース1の周回数は42周。ソフトとスーパーソフトの2種類のタイヤをレース中に使用する義務がある。

 好スタートを決めたアルボンがホールショットを奪う。4番手スタートのアントニオ・フォコ(チャロウズ)は、5番手スタートのルカ・ギオット(カンポス)に対して大きく幅寄せをし、行き場を失ったギオットは壁に接触しリタイアとなる。このアクシデントのためセーフティカー(SC)が導入され、フォコに対してはドライブスルーペナルティが課された。

 3周目にレース再開。トップのアルボンと2番手ニック・デ・フリース(プレマ)が集団から抜け出し、1秒以内の差を保ちながら3番手以下を徐々に引き離していく。

 12周目、最終コーナーでラルフ・ボシュング(MPモータースポーツ)と、そのイン側に飛び込んだランド・ノリス(カーリン)が接触。コントロールを失ったボシュングはウォールに衝突しリタイアとなる。ボシュングのマシン排除のため、2度目のSCが導入される。このアクシデントについてレーススチュワードは、ノリスに対しドライブスルーペナルティを課した。

 このSCをチャンスとみたトップのアルボンと2番手デ・フリースが同時にピットインを試みる。しかし、ピットロード入り口で両者が接触。アルボンはスピンを喫した。

 16周目にレース再開、ここから快走を見せたのはトップに浮上したマルケロフだ。次々とファステストラップをマークしながら、後続を引き離しにかかる。

 一方、4番手につけていた福住はペースが上がらず、ニコラス・ラティフィ(ダムス)に追い上げられる苦しいレースを強いられる。そして30周目にピットイン。11番手でコース復帰し、最終的にはポジションをひとつ上げ10位でレースを終えている。

 35周目、後続を引き離したマルケロフがピットイン。まだピットインを済ませていないラティフィに次ぐ2番手と、事実上のトップで戦列に復帰した。

 ラティフィがピットインし、トップに浮上したマルケロフはそのまま逃げきり今季初優勝。ショーン・ゲラエル(プレマ)が2位表彰台を獲得、元F1ドライバーのロベルト・メリ(MPモータースポーツ)が3位につけた。

 優勝を飾ったマルケロフのチームメイトである牧野はレース終盤、トラブルによりマシンを止め14位完走扱いとなっている。

 第4戦モナコレース2は26日(土)、日本時間24:20からスタートする。

PosNoDriverTeamTime/Gap11A.マルケロフロシアンタイム1h02'03.28623S.ゲラエルプレマ・レーシング10.71339R.メリMPモータースポーツ15.489420L.デルトラズチャロウズ19.236516A.マイニトライデント20.135619L.ノリスカーリン20.63777J.エイトケンART21.986821A.フォコチャロウズ23.85596N.ラティフィダムス24.8611012福住仁嶺アーデン30.9441111M.ギュンターアーデン31.5321215R.ニッサニーカンポス49.7491317S.フェルッチトライデント87.441142牧野任祐ロシアンタイムDNFNC5A.アルボンダムスDNFNC4N.デ・フリースプレマ・レーシングDNFNC10R.ボシュングMPモータースポーツDNFNC8G.ラッセルARTDNFNC14L.ギオットカンポスDNF