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アリアナ・グランデ、自爆テロ犠牲者への思いを込め彫ったタトゥー披露

2018年05月25日 20:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アリアナ・グランデの愛は「forever」
2017年5月22日(日本時間23日)のこと、英マンチェスターにある「マンチェスター・アリーナ」にてファン待望のショーを開催したアリアナ・グランデ。その公演後に客達の多くが帰宅すべくエントランス・ロビー付近に移動していたが、いきなり爆音が轟き事態は一変。大量の死傷者が横たわる地獄のような風景となり、その後「実行犯1名を含む23人が死亡」と報じられた。

アリアナ・グランデの英マンチェスター公演後、会場のエントランス・ロビー付近で自爆テロ事件が発生。幼い子どもを含む多くのファンが犠牲となり、無傷で帰国を果たしたもののアリアナが受けた心の傷はあまりにも大きかったという。その後はステージに立つことも拒んでいたアリアナだが、「犠牲者の死を無駄には出来ない」と気持ちを立て直して再渡英し、現地では他のミュージシャン達と協力してチャリティ公演を大成功させた。

あれから1年経つ今、アリアナはインスタグラムを更新。耳の後ろに彫った蜂のタトゥーを公開し「forever(永遠に)」と記した。

ちなみに働き蜂は、勤勉な人々が多く暮らすマンチェスターのシンボルだ。これを体に彫り込むことで、アリアナは「永遠にマンチェスターを、そして惨劇に巻き込まれた現地ファンを忘れない」という思いを示したかったようだ。

またアリアナのみならず、アリアナの母(Joan Grande‏)もTwitterを更新。このように綴っている。

「信じられない思いよ。マンチェスターで2017年5月22日をいかに私達がスタートしたことか。あのような恐ろしいことが待っていたなんて、誰に想像できたことでしょう。1年が経つ今、マンチェスターの皆さんの強い姿を見守っています。頭を垂れ、愛情をこめてね! 昨日は家で全員が集結し、感謝の気持ちでいっぱいになりました!」

このテロ事件が起きた時、アリアナの母はまだ最前列の席に座っていたとのこと。しかし爆音を聞いて「何かとてつもなく恐ろしいことが起きた」と察してパニック状態になったファンを素早く集め、舞台裏へと速やかに誘導。安全にアリーナから出られると確認するまでセキュリティと共にファンと現場に残ったことが伝えられた。

今も心の傷が癒えず「多くは語りたくない」というアリアナだが、このタトゥーに込められた思いはとてつもなく大きい。しかし1年を経てもなお、アリアナや関係者、遺族、そして負傷者の悲しみと苦悩は大きい。

画像2枚目は『Ariana Grande 2018年5月25日付Instagram「forever」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)