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『ファニーとアレクサンデル』など13本をデジタルリマスターで 「ベルイマン生誕100年映画祭」7月開催

2018年05月25日 15:01  リアルサウンド

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 スウェーデンが生んだ巨匠イングマール・ベルイマン監督の生誕100年を記念した特集上映「ベルイマン生誕100年映画祭」が、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて7月21日より開催されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告編が公開された。


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 1918年7月14日 にスウェーデンに生まれ、2007年7月30日に没したベルイマンの生誕100周年にあたる2018年、偉大なる業績を振り返る大規模なレトロスぺクティブが世界各地で開催されている。そして日本で開催される「ベルイマン生誕100年映画祭」では、ベルイマンが89年の生涯で世に残した50本以上にわたるフィルモグラフィーの中から厳選した傑作13本が上映される。


 今回の映画祭では、ベルイマンが世界に出ていくきっかけとなった『夏の遊び』といった瑞々しい青春を描いた初期作から、作品を発表するたび各国の映画祭を驚かせ、「ベルイマンの時代」と呼ばれる50年代後半~60年代の作品群、そして、ベルイマンにとって最初で最後の大作『ファニーとアレクサンデル』などがラインナップされた。


 公開されたポスターでは、スウェーデン映画史上最大ともいうべき製作費が投じられ、第56回アカデミー賞で4部門を受賞したほか、ヴェネチア国際映画祭、ゴールデングローブ賞、セザール賞など各国の映画賞を総なめにした『ファニーとアレクサンデル』より、エグダール一家全員集合の記念写真を使用した、祝祭感にあふれたビジュアルとなっている。


 また予告編では、「ベルイマンのようになりたいと心底思った」(フランシス・フォード・コッポラ)、「彼の作った作品はすべて観ている。素晴らしいものばかりだ!」(スティーヴン・スピルバーグ)、「悔しいけど、ベルイマンは僕の全てだ」(ラース・フォン・トリアー)など、名だたる映画監督からのベルイマンへの愛溢れるコメントを織り交ぜながら、13作品のラインナップを紹介している。


【上映作品一覧】(計13本)
『夏の遊び』(51)
『夏の夜は三たび微笑む』(55)
『第七の封印』(57)
『野いちご』(57)
『魔術師』(58)
『処女の泉』(60)
『鏡の中にある如く』(61)
『冬の光』(63)
『沈黙』(63)
『仮面/ペルソナ』(66)
『叫びとささやき』(73)
『秋のソナタ』(78)
『ファニーとアレクサンデル』(82)


(リアルサウンド編集部)