トップへ

東出昌大&夏帆、『ビブリア古書堂の事件手帖』出演決定 “知られてはいけない恋”に落ちる

2018年05月25日 04:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 東出昌大と夏帆が、11月1日に公開される映画『ビブリア古書堂の事件手帖』に出演することが決まった。


 黒木華と野村周平が主演を務める本作は、鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂を舞台に、その店主である篠川栞子(黒木)が古書にまつわる数々の謎と秘密を解き明かしていくミステリー。栞子に密かに思いを寄せる書店員・五浦大輔を、野村が演じる。


 夏帆が演じるのは、大輔の亡くなった祖母・五浦絹子の若き日。そして、絹子に惹かれる小説家志望の田中嘉雄役に東出が決まった。2人が共演するのは『予兆 散歩する侵略者』に続き今回が2回目。


 お互いの印象を東出は「夏帆さんは、強い芯を持った、真っ直ぐとした女優さん。彼女と素直に恋が出来たのは、本当に夏帆さんの力であり、魅力だと思う」と話し、夏帆も「すごくストイックで真面目な方で、自然と(東出さん演じる)嘉雄さんと接することができた」とコメント。


 また、現代パートの黒木と野村に関しては2人とも一緒のシーンはなかったが、原作を読んでいたという東出は「(現代パートは)魅力的な俳優さんがたくさん出ているので、原作から飛び出してきたような、原作の魅力そのままの映画になっている」と原作ファンも楽しめると話し、夏帆もクランクアップ直後に「もう少し、撮影をしていたかったというのが今の正直な感想。現在と過去がつながった時に、一体どういう映画になるのか凄く楽しみです」と作品が終わった心境と、作品への期待感を語った。


 あわせて公開された特報映像は、大輔の亡き祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の『それから』と、栞子が大切に保管している太宰治の『晩年』の2冊の本を中心に、黒木と野村が演じるビブリア古書堂を舞台とした “大切な秘密”を巡る“現在のパート”、そして東出と夏帆の演じる知られてはいけない恋を描く”過去のパート”が交差し、ある事件を解決へと導くミステリアスな雰囲気漂う映像となっている。(リアルサウンド編集部)


【クランクアップコメント】
東出昌大
クランクイン前、初めて三島監督とお会いした際に、考えながら絞り出す様にしか喋れない僕の言葉を、真っ直ぐに目を見据ながら聞いて下さるそのお姿に、信頼を寄せ覚悟を決めたことを覚えています。恋人役の夏帆さんや、素晴らしい共演者の方々と充実した日々の中、過去パートを撮影させて頂きました。撮影には立ち会えなかった現代パートですが、黒木さんや野村さんのお芝居が銀幕で観れる日が楽しみです。原作ファンの方も、ご存知ない方も、是非、ビブリアの映画を楽しみになさって下さい。


夏帆
三島組に参加して三島さんの作品とは不思議な縁があると感じました。作品にかける想いの強さと、いつもは凛とした監督がたまに見せる少女の顔が印象的で。三島さんの強さのなかに垣間見える繊細な感性がこの作品の世界観にぴったりだなと思いました。東出さんは、以前ご一緒した作品との役の振り幅に驚き、その立ち姿から文学の香りのする方だな、と。この作品は本に纏わるひとたちのお話です。わたし自身もあらためて古書の魅力を教えてもらった気がします。ぜひ公開を楽しみにしていてください。