5月24日、鈴鹿サーキットで8月24~26日に開催される鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10 HOURS)に向けた公式テストの2日目の走行が行われた。2日目セッション3/4とも、藤井誠暢がドライブしたD'station Porscheがトップタイムをマークしている。
これまでの鈴鹿1000kmから、新たにGT3カーによる世界一決定戦として生まれ変わることになった鈴鹿10時間。あいにくの雨模様となってしまった初日からうってかわり、2日目の鈴鹿は晴天。朝には参加した11台の集合写真が撮影され、世界に向けアピールした。
この日はGOODSMILE RACING&TeamUKYOの谷口信輝がオートポリスのGAZOO Racing 86/BRZ Raceのために不参加になるなど、参加しないドライバーも何人か見られた。また、午前の走行ではTEAM UPGARAGEの18号車がヘアピンでクラッシュするなど、アクシデントも起きた。
そんななか、午前は2分01秒173、午後は2分01秒146と、ともにトップタイムをマークしたのは藤井がドライブしたD'station Racingのポルシェ911 GT3 R。2番手にはリチャード・ライアンが2分01秒314をマークしたAudi Team HitotsuyamaのアウディR8 LMSが続いた。
午前はGOODSMILE RACING&TeamUKYOの0号車が3番手、ARN RACINGのフェラーリ488 GT3、平中克幸/星野一樹/安田裕信というドライバーラインアップが正式に決定したGAINERのニッサンGT-RニスモGT3が続いた。
午後はGOODSMILE RACING&TeamUKYOの0号車が2番手、GAINERが3番手に。スポーツランドSUGOでの全日本F3の木曜走行を欠席した平峰一貴が乗り込んでいるJLOCの88号車ランボルギーニが4番手、ARN RACINGが5番手という結果となった。
なお、この日はドライとなったが、ベストタイムをスーパーGT第3戦鈴鹿の予選タイムと比較すると、コンディションや気温の違いこそあれ、4~5秒の差があるのは興味深いところだろう。また、今回のタイムをターゲットに、本番にやってくる海外勢がどんな戦いを挑んでくるのかも気になるところだ。