複合施設「渋谷ストリーム」の開業日が9月13日に決定。商業エリアに出店する30店舗が明らかになった。
東急グループによるプロジェクトとなる渋谷ストリームは、旧東急東横線渋谷駅のホームや線路跡地を再開発するもの。新たな施設と官民連携による渋谷川の再生、渋谷から代官山に繋がる遊歩道の整備などで、クリエイティブワーカーにとって魅力的なエリア作りを目指す。
渋谷ストリームのビルは高さ180メートルの大きさで、地上35階、地下4階。1階から3階部分は商業ゾーンとなり、4階および9階から13階には宿泊施設「渋谷ストリームエクセルホテル東急」が開業する。設計は東急設計コンサルタント、デザインアーキテクツは小嶋一浩+赤松佳珠子/シーラカンスアンドアソシエイツ(CAt)が担当した。
1階は「Riverside Market」がコンセプト。再生した渋谷川と遊歩道沿いに店舗が並ぶ。出店する店舗は、都内初出店となるメキシコ料理店「墨国回転鶏料理」、ハンバーガーショップ「THE GREAT BURGER STAND」、レモネード専門店「LEMONADE by Lemonica」のほか、「GH ETHNICA」「ビストロ るぅぱん SAKABA & CAFE」。
2階は路面感覚の店舗が連なる「Shibuya Custom Street」。フランスパン専門店「メゾンカイザー」を手掛ける木村周一郎の新業態「MEAT TAVERN 煮込みや四兵衛」「BaKING SHU」、フルオープンキッチンで正統派フレンチをタパスサイズで楽しむ「bar à vin croisée」をはじめ、「酢重正之 INDIGO」「DEAN & DELUCA CAFE」「かつおとぼんた」「スパイスリップ」「Petalo」「LUKE'S LOBSTER」「ANTICA FORNERIA by ELIO」「CITYSHOP PIZZA」「CHICKEN KITCHEN」「土鍋炊ごはん なかよし」「Precce SHIBUYA DELI MARKET」が出店する。スターバックスコーヒーも2018年内にオープン予定だ。
3階の大人の溜まり場をイメージした「Shibuya Court」には、「XIRINGUITO Escriba」「圓 弁柄」「串亭」「SUSHI TOKYO TEN「大連餃子基地 DALIAN」「鐡板台所」「ワインのるいすけ」「なかめのてっぺん」「クラフトビールタップ」。
また4階には自転車通勤をサポートするサイクルカフェと多目的広場が2018年内にオープンする予定。イベントなどにも利用可能だ。
渋谷川の水辺には2つの広場がオープン。「(仮称)稲荷橋広場」は各種イベントや発表会、プロモーションなどに利用可能だ。「(仮称)稲荷橋広場」ではマルシェやビアガーデン、地域交流、クリスマスマーケットなどが開催可能。
さらに渋谷と代官山の線路跡地で進行していた「渋谷代官山Rプロジェクト」の名称が「渋谷ブリッジ」になることも決定。A棟・B棟の2棟の建物で構成される複合施設となり、A棟には保育所型認定こども園「渋谷東しぜんの国こども園 small alley」が開園するほか、B棟にはホテル「MUSTARD HOTEL」や、入居者が自由に空間作りをすることができる仕様のオフィス、店舗やカフェなどがオープンする。