鈴鹿サーキットの場内で販売されているファストフードの頂点を決める戦い『FF1グランプリ』の第3ラウンド終了時点での暫定リザルトが発表された。
2016年から開催されているFF1グランプリは、鈴鹿サーキット内で各種フードを販売している店舗が参加。レースイベントごとに販売されるスペシャルメニューの売上数で順位を決定し、シーズン末にはシリーズチャンピオンが決められる“食のF1”とも呼べるイベントだ。
各店舗は“チーム”としてグランプリにエントリーし、各レースイベントごとにスペシャルメニューを“ドライバー”として登録する。チームはイベントごとにスペシャルメニューを投じて“ドライバー交代”を行い、チームタイトル獲得を目指していく。
また、スーパーGTやS耐などと同じく、このFF1グランプリもクラス分けがなされており、グランド裏主食メニューで争われる『GS1000』のほか、GPスクエア主食メニューが参加する『GP800』、GPスクエアサイドメニューで争う『GP600』の3クラスで争われる。
第3ラウンドは4月21~22日に行われた2018 NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース。最上位クラスのGS1000クラスではドミニクドゥーセの店がトップを守ったものの、『特製牛丼大盛り』を投入したSUZUKA STEAK BAR 5807が2番手にジャンプアップ。3番手にCoCo壱番屋が続く形に。
GP800クラスは辛味噌とんこつらー麺が58ポイントで首位につけ、三重豚とん肉丼が14ポイント差で2番手。GP600クラスは鈴たこが75ポイント、鈴からが54ポイントで続いている。
このうちGP800の2番手に浮上した三重豚とん肉丼は第3ラウンドで『特製とん肉丼』をスペシャルメニューとして投入。会場で食した編集部員は「“がっつり”な見た目でたっぷりと乗った豚の角煮は食べごたえ抜群なのに、しつこい脂っぽさがなくてぺろりといただけました。見た目をいい意味で裏切るさらりと食べられつつも満足感は抜群の特製とん肉丼、スタミナ必須のレース観戦に間違いなくオススメ!」と太鼓判を押していただけに、順当なポジションアップと言えそうだ。
迎える第4ラウンドは5月19~20日に行われるスーパーGT第3戦鈴鹿。ここではいくつかの店舗が“ドライバー(スペシャルメニュー)”を変更している。
なかでも注目なのは、GS1000クラスでトップにつけているドミニクドゥーセの店。従来の『ドミニク特製ミートパイ』からメニューを変更し、『ドミニク特製ラザニア』を投入するのだ。同クラスで独走体制を構築しつつあるドミニクドゥーセだが、今回のメニュー変更でさらにライバルに差をつけられるだろうか。
また、GS1000クラスではドミニクドゥーセをあわせて7店舗が新メニューを投入してくるので、すでに一度FF1グランプリに参加したという方もお見逃しなく。
そのほか、GP800クラスでは3店舗(鈴たこ、松阪牛コロッケオムライス、特製松阪牛すじカレー)、GP600クラスでは1店舗(グレイビーバーガー)がメニューを変更して戦いに臨む。
FF1グランプリは投票などではなく、各店舗のスペシャルメニューの売上で集計されるので、参加するのに特別な手続きは必要なし。この週末、鈴鹿サーキットに足を運んだ際は各店舗のスペシャルメニューに舌鼓を打ち、コース外で繰り広げられる激戦に参加してみよう。
■FF1グランプリ GS1000クラス結果(第3ラウンド終了時点)
順位店舗合計Pt1ドミニクドゥーセの店682SUZUKA STEAK BAR 5807533CoCo壱番屋454四川担担麺 375ル・プティー・トノー336鈴鹿トンテキ本舗227Hot Dog Factory208Café&Bar Lapigna149伊勢うどん910GK BURGER CAFÉ5
■FF1グランプリ GP800クラス結果(第3ラウンド終了時点)
順位店舗合計Pt1辛味噌とんこつらー麺582三重豚とん肉丼443松阪牛コロッケオムライス 434グレイビーバーガー425鈴鹿太麺焼きそば346鈴から227シシケバブサンド188カルビ家149特製松阪牛すじカレー1110鈴たこ 9
■FF1グランプリ GP600クラス結果(第3ラウンド終了時点)
順位店舗合計Pt1鈴たこ 752鈴から543カルビ家454特製松阪牛すじカレー305松阪牛コロッケオムライス 286三重豚とん肉丼267鈴鹿太麺焼きそば248シシケバブサンド109辛味噌とんこつらー麺810グレイビーバーガー3