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韓国出身作家スゥ・ドーホーの個展が開催、半透明の布を使った"スーツケース・ホーム"を展示

2018年05月24日 12:33  Fashionsnap.com

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《Hub, 310 Union Wharf, 23 Wenlock Road, London, N1 7ST, UK》 Photo by Taegsu Jeon Courtesy the artist, Lehmann Maupin, New York, Hong Kong and Seoul and Victoria Miro, London/Venice(参考画像)
韓国出身の作家 スゥ・ドーホー(Do Ho Suh)の個展「Passage/s」が、十和田市現代美術館で開催される。会期は6月2日から10月14日まで。

 スゥ・ドーホーは1962年韓国生まれ。ソウル大学を卒業後アメリカに渡り、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインで絵画を、イェール・ユニバーシティ・スクール・オブ・アートでは彫刻を学び、美術学士を習得した。現在は、ロンドンやニューヨーク、ソウルを拠点とし、家や家の中のアイテムを象った彫刻とインスタレーション作品などを制作している。
 同展では、スゥの代表的なスタイルである半透明の布を使った大型彫刻の最新作3点を展示。彫刻シリーズは、スゥがこれまで住んだ空間の手触りと細部を再現するもので、軽くて持ち運びができることからスゥは"スーツケース・ホーム"と呼んでいるという。このほか、ロンドンやニューヨーク、ソウルを移動する中で得られた視点を表現した映像作品「My Home/s and Passage/s : Towada Version」を日本で初公開する。
 十和田市現代美術館では、ドーホーの作品「コーズ・アンド・エフェクト」が常設展示されている。「個と社会」をテーマにした同作品は、赤とオレンジ、透明のグラデーションを使用した数万体の樹脂製人型彫刻が肩車をするように繋がり、天井から吊るされている。
■「スゥ・ドーホー:Passage/s パサージュ 」会期:2018年6月2日(土)~10月14日(日)会場:十和田市現代美術館(青森県十和田市西二番町10-9)時間:9:00-17:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)※8/6、13(月)は開館観覧料:企画展+常設展セット券 1200円/企画展の個別料金 一般 800円、高校生以下無料