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インディカー、排気量を引き上げた2.4リッターツインターボV6エンジンを2021年から導入

2018年05月23日 10:21  AUTOSPORT web

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2021年から導入のエンジン規定にホンダ・シボレーともに好意見
インディカー・シリーズは、2021年から使用するエンジン概要を発表。ツインターボV6エンジンは同じだが2.2リッターから2.4リッターへと引き上げられる、現状よりも100馬力はアップする。

 2012年から2.2リッターV6ターボーエンジンを導入しているインディカー・シリーズ。ホンダとシボレーがエンジンを開発し、それぞれのユーザーに供給している。

 2021年からは現状のエンジンを2.2リッターから2.4リッターに拡大。オーバーテイクを促進するプッシュ・トゥ・パス・システム使用時には最大900馬力に到達する予定。

 エンジンの最大回転数は12,000RPM。6年間この新エンジンを使用する予定で、トラックテストは2020年より行う計画を発表した。

「我々のドライバーはより多くの馬力を求めており、シボレーやホンダといったエンジンメーカーの努力のおかげで、それを手に入れることができそうだ」とインディカーの競技委員長を務めるジェイ・フライはコメント。

 ホンダ、シボレーの両代表も好意的なコメントを発表している。

「2021年から導入する2.4リッターのツインターボV6エンジンは、当社が生産するエンジンに組み込まれている関連技術をこれまで通り盛り込む予定だ」とシボレーのモータースポーツ担当のジム・キャンベルはコメント。

 ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントの社長であるアート・セント・クライも「新しいインディカーのエンジンは、ファンにとってエキサイティングで、我々にとっても興味深い技術的課題になるはずだ。全体のアーキテクチャは現在のエンジンと同じままだが、排気量の増加や、すべてのファンを満足させるようなパワーアップを含む多くの変更をもたらすだろうね」とコメントしている。

 また、次世代エンジン仕様の計画には、新たなメーカーが追加されるとフライは語っている。

「さらなるマニュファクチャラーの発表は間近には迫ってないが、我々は良い道を歩いているように感じているよ」