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オンワード樫山が「フィールドドリーム」を再始動、9月目処に出店

2018年05月22日 19:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

展示会の様子 Image by: FASHIONSNAP
オンワード樫山が、カジュアルライフスタイルを提案するブランド「フィールドドリーム(Field Dream)」を再始動する。2015年にブランド休止してから3年を経て、コンセプトを新たにリブランディングを実施。場所は未定だが、9月頃を目処にショッピングセンターなどへの出店を計画しているという。

 フィールドドリームの新コンセプトは「お客様主体の買い物ができるブランド」で、「ジェンダーレス」「カスタマイズ」「コミュニティ」「デジタルコミュニケーション」をキーワードに地域に根付いたブランドを目指す。以前は30~50代をターゲットにしていたが、リブランディングを機に20~40代に改め、プライスもおさえることで若い層の獲得を狙う。
 商品は、「つづく、つながる、まわる 服」をテーマに、環境に配慮した持続可能なものづくりを追求。繊維専門商社の豊島が推進するプロジェクト「オーガビッツ(Orgabits)」と協業し、オーガニックコットンを使用したスウェットを展開するほか、リカラーやリメイク、カスタマイズサービスの提供も行う。商品構成比は、ウィメンズが40%、メンズが30%、キッズが15%、服飾雑貨が15%。価格帯はボトムスが4,900円~8,900円、アウターが5,900円~12,800円、その他アパレルが1,500円~9,800円、服飾雑貨が1,000円~7,900円。
 直営店舗のコンセプトは「THIRD PLACE」。くつろぐことができる第3の場所として、中央部分にはコミュニケーションスペースを設ける。アパレルでは初となるスポーツトイの総合輸入代理店ラングスジャパンと協業し、子どもが遊んで楽しめる玩具売り場を常設展開するほか、ポップアップスペースを開設し、岡山県倉敷市児島にあるジーンズメーカー「ベティスミス(BettySmith)」や総合アウトドアブランド「ロゴス(LOGOS)」などの出店も計画。また、店頭にはイベント情報やチャット型接客などのコンテンツを配信するデジタルサイネージを設置する。
 出店計画は、今年度で15店舗を予定。売上高は立ち上げの9月から2月で7億円、年間で15億円を目指す。