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英ロイヤルウェディング ウィリアム王子の隣の空席は「故ダイアナ妃のため」ではなかった

2018年05月22日 17:04  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2人の挙式にあった空席とは…(画像は『Kensington Palace 2018年5月21日付Twitter「The Duke and Duchess would like to thank everyone who took part in the celebrations of their Wedding.」』のスクリーンショット)
多くの人を魅了した英ロイヤルウェディング。テレビに釘付けになった王室ファンはもちろんのこと、数多くの有名人招待客らもヘンリー王子とメーガン妃の結婚を祝福した。その中でも特に2人の結婚を喜んでいたのは「亡きダイアナ妃だったのではないか」と言われているが、挙式が行われたチャペル内で、ウィリアム王子の隣が空席だったことから「この空席はダイアナ妃のためのものでは」と一部メディアで伝えられていた。しかしこのほど、その真実が明らかとなった。英メディア『Metro』が伝えている。

ヘンリー王子にとって、美しく盛大な挙式を無事に執り行えたことを一番に報告したかった相手と言えば、やはり母親のダイアナ元妃だろう。12歳の時に母を亡くしたヘンリー王子は、以降精神的にも辛い時期を抱え多くのトラウマと闘ってきた。その母ダイアナ元妃のことを度々口にしてきたヘンリー王子にとって、自身の結婚式には当然母親の面影を終始携えて挑んだに違いない。

事実、ウィリアム王子の隣が空席になっていたことから、それに気付いた一部の英メディアが「ウィリアム王子とヘンリー王子は、ウィリアム王子の隣に空席を作ることでダイアナ元妃の思い出をともにシェアした。この空席はダイアナ元妃のためのものだった」と報じていた。ところが後に、そうではなかったことが判明した。

英王室特派員のレベッカ・イングリッシュさんは、「チャペルでウィリアム王子の隣の席が空いていた理由はダイアナ元妃のためだという報道をいくつか目にしたのですが、あの席が空席だったのはそういう理由ではありません」とツイートしている。

空席の真後ろにはエリザベス女王が座っていたが、本来ならば最前列に座るべき女王はどうやら“いつものお気に入りの席”に座っていたようで、2列目からでも結婚式の様子がじゅうぶん見られるよう、女王のために前の席を空席にしておく必要があったことをバッキンガム宮殿が明かしたそうだ。

よって空席に関してはセンチメンタルな理由ではなかったものの、メーガン妃の持っていたブーケにはヘンリー王子が自ら手摘みしたとされるダイアナ元妃の好きな花“ワスレナグサ”が入っているなど、2人の挙式にはところどころでダイアナ元妃への想いが隠されており、それを感じた人々は「国民が愛した永遠の女性」を再び偲んだのではないだろうか。

画像は『Kensington Palace 2018年5月21日付Twitter「The Duke and Duchess would like to thank everyone who took part in the celebrations of their Wedding.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)