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『グッド・ワイフ』女優、ハリウッドのセクハラ問題は「要するにパワハラ」

2018年05月22日 13:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「上層部の権力悪用が問題」とジュリアナ・マルグリーズ(画像は『Julianna Margulies 2014年6月23日付Facebook』のスクリーンショット)
人気ドラマ『ER緊急救命室』に長年出演し、『グッド・ワイフ』での演技も高く評価された女優ジュリアナ・マルグリーズ(51)。彼女がハリウッドに長年はびこってきた陰湿極まりないセクハラ問題に触れ、被害者のひとりとして「自身の考え」を明かした。

“ハリウッドの敏腕プロデューサー”ことハーヴェイ・ワインスタインのみならず、俳優スティーヴン・セガールにもセクハラ行為を受けたと公表済みの女優ジュリアナ・マルグリーズ。そのジュリアナがこのほど「Vulture Festival」のパネルディスカッションに登場し、このように語っている。

「(セクハラ問題について)友達とは話していたのよ、みんなね。でもこんな風に公に話せるようになるとは、思ってもみなかった。」
「恐れている人がたくさんいると思う。自分の立場を乱用した奴らのことよ。ワインスタインとセガールだけじゃない。」

そんなジュリアナは、過去に「セクシーな服を着てジョエル・シルバー(プロデューサー)の家に行け」と言われたこともあるという。しかし多くの人々が被害を公表するようになり、「レストラン(など公の場)で会いましょう」と言える時代が来たとも語った。またジュリアナは「これは相手が男性だから」という問題では済まないこととして、このようにも付け加えている。

「(組織で)権力を持つ人全般に関わることよ。」
「酷いことをする女性だって、すごく沢山いる。私はこう思うの。(セクハラ撲滅)運動で大事なことは、権力を持つ全ての人達に関わる問題だと理解することだってね。」
「つまり男性と女性の間にのみ生じる問題ではないってこと。」

権力のある立場の人間がそれを悪用する一例がセクハラ行為であり、それを乱用してきた者は「次は俺か」「私か」と怯えるなか、今年もおそらく当局による調べを受けるはずだ。なお日本でもこういった問題に歯止めをかけるべく、厚生労働省がパワーハラスメント、セクシャルハラスメントについてガイドラインを発表している。

画像は『Julianna Margulies 2014年6月23日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)