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2019年F1規則変更にレッドブル首脳陣が激怒、メルセデスを攻撃

2018年05月22日 07:51  AUTOSPORT web

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トト・ウォルフ(メルセデル)とクリスチャン・ホーナー(レッドブル)
メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、2019年にF1空力規則が変更されることが決定した際に、レッドブル・レーシング代表クリスチャン・ホーナーが激怒したと明かした。メルセデスとフェラーリは変更を支持しているが、レッドブルは反対の立場をとっている。

 FIAはF1におけるコース上のバトルとオーバーテイクを増やすための策を4月に提案、5月には、シンプルなフロントウイングとフロントブレーキダクト、幅広なリヤウイングを2019年に導入するという案が承認された。

 ホーナーは、効果について保証されないままにチームは多額のコストを負担しなければならないと主張、十分な検討がなされず早急に投票に持ち込まれたとして、批判的な発言を行っている。

「彼(ホーナー)があれほど怒り狂っている姿を初めて見た」とウォルフは、ストラテジーグループ会合でのホーナーの様子について、Sky Sportに対して語った。

「我々としては、これまで行われてきた作業、正しいと思われる方向性を支持したいと思った」

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、メルセデスは自分たちに有利に、ライバルのレッドブルには不利になると考えて規則変更に同意したと主張している。

「メルセデスは空力コンセプトに関しては行くところまで行ってしまっている。だから新しい規則が必要だった」とマルコ。

「一からスタートしたかったのだ。それが我々にはマイナスになるからだ」

 フェラーリはこの案を支持しており、レギュレーション変更によって、チーム間の序列に変化が出るのはF1全体にとっていいことであるとしている。

「空力規則が大きく変更される。これが勢力図を一変させるかもしれない」とフェラーリのチーフテクニカルオフィサー、マッティア・ビノットは語った。

「利己的に考えるなら、我々にとっては今の規則が維持された方がいい。だがショーの面を考え、スポーツ全体のことを考えれば、正しい選択だったと思う」