今年のスーパーGT GT300クラスにAudi R8 LMS で参戦するのは、#21 Audi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)と、#26 Team TAISAN(チーム タイサン)の2チームです。決勝が行われた日曜日は快晴にも恵まれ、予選、決勝の2日間でのべ5万3000人もの観客が来場しました。
予選は、快晴ながらもとても風の強いコンディションのなか、実施されました。Audi Team Hitotsuyamaは、まずリチャード・ライアン選手がアタックを行い、トップから10位までのタイム差が1秒以内と実力が拮抗するなかで9位のタイムでQ1を突破しました。Q2を担当した富田竜一郎選手もライアン選手を上回るタイムを記録し、予選9位のポジションを獲得しました。
Audi Team Hitotsuyama リチャード ライアン選手のコメント 「予選9位というポジションは、正直にいえばもっと上を狙えると思っていただけに少し残念でした。しかし、チームもドライバーもタイヤの調子もよく、富田選手とのドライブスタイルもよく似ているのでセッティングに関するコミュニケーションなどもうまくいっています」
Audi Team Hitotsuyama 富田竜一郎選手のコメント 「予選9位という結果は決して悪いものではないと思いますが、自分自身としては正直にいえば失敗でした。タイヤの性能的にタイムを出すチャンスは1度しかないなかで前半は完璧でしたが、スプーンカーブでミスをしてしまいました。おそらく3、4番手を狙える感触だっただけに残念です」
Team TAISANスーパーバイザー 中野信治氏のコメント 「今回のレースではマシンのセットアップも含めて、いいバランスでまとめられていました。レースのペースは悪くないですし、タイムはトップチームにも遜色ないものです。若いドライバー2人もとても頑張って走っていましたし、マシンもそれに応えてくれていました」
アウディジャパンは2016年来好評のAudi Sport customer racingパーツトレーラーを現地に配備して、スーパーGTに参戦するチームを支援しています。専用のトレーラーにボディー、トランスミッション、エンジン等レース車検に適合した約2500アイテム、約8000点もの部品を積載し、いかなるレース展開にも対応できるように準備を整えてチームとともに全国のサーキットを転戦します。スーパーGTならびにスーパー耐久シリーズへの参戦チームのサポートを通じて、アウディのサブブランドAudi Sportの認知の向上、スポーツイメージの強化をはかります。