トップへ

ポルシェカレラカップ ジャパン2018 第6戦鈴鹿 決勝レポート

2018年05月21日 14:01  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ポルシェカレラカップ ジャパン2018 第6戦鈴鹿
ポルシェカレラカップ ジャパン 2018 第6戦(鈴鹿)決勝レポート

ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップ ジャパン 2018シリーズ第6戦の決勝を、鈴鹿サーキット(三重県)で2018年5月20日(日)に開催いたしました。

天候:晴れ
路面:ドライ
気温:20度/路面温度:35度

 朝から晴れ間が広がる鈴鹿サーキットで開催されたPCCJ第6戦のポールポジションからスタートするのは、2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤翼。2番手にはPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太と、第5戦とはグリッドを入れ替えてのスタートとなる。

 3番手には強者揃いのベテラン勢を抑えて今シーズンからPCCJジェントルマンクラスに初参戦する#20 鈴木宏和が並ぶ。前日の第5戦は近年まれに見るハイレベルの高い争いがスタートからゴールまで展開されたため、第6戦もニュー911 GT3 Cupによる熱き戦いが期待された。

 決勝レースは、正午ちょうどからのフォーメーションラップを経てスタート。ポールポジションの#78 近藤がホールショットを奪い1コーナーをトップで駆け抜ける。その背後にピタリと着けるのが2番手グリッドからスタートした#18 上村で、第5戦と同じくテール・トゥ・ノーズのバトルが展開された。
 
 2台は2分4秒台で周回を重ね、その差は約0.3秒。しかし、4周目から#18 上村はタイヤ温存作戦に出てペースを若干落とし、#78 近藤との差は約1秒に広がる。#78 近藤はここで#18 上村との差を広げたかったが、タイヤが徐々に厳しくなっていった。
 
 そして8周目からふたたびペースアップをした#18 上村は#78 近藤の背後に迫り、ふたたびテール・トゥ・ノーズとなって最終ラストラップを迎える。だが、元チャンピオンである#78 近藤は冷静に#18 上村とのバトルを制し、0.463秒差で前日に続く2連勝で今シーズン3勝目をマーク。
 
 #78 近藤は「スタートでトップをキープでき、最後も上村選手の追い上げから逃げ切ることができました。このままチャンピオン目指して頑張っていきます」と語る。
 
 2戦連続2位に終わった#18 上村は「昨日(第5戦)の近藤選手とのバトルで最後タイヤが厳しくなったので、今日は一度引いて最後のアタックに掛けたのですが一歩届きませんでした」と悔しさを滲ませる。3位表彰台は#7 星野敏が獲得し、「スタートはうまく決まったのですが、前の2人に追いつくことはできませんでした」と振り返る。

 ジェントルマンクラスは3番手グリッドスタートの#20 鈴木が2戦連続での優勝でシーズン4勝目を飾り、「2戦連続の優勝は本当に嬉しいですね。残りのレースもすべて勝っていくつもりで頑張っていきます」と喜びを語る。
 
 2位を獲得した#98 IKARIは「最後は後方からの追い上げもあったので厳しかったですが、2位をキープできて良かったです」とレースを振り返る。
 
 3位にはクラス7番手からスタートした#77 浜崎大が入り、「今シーズン2回目の表彰台は嬉しいですが、予選でもう少し前のグリッドを獲得できるように努力していきます」と語る。4位には#47 TAD JUN JUN、5位には#25 内山清士、6位には#2 田島剛が入賞した。

 PCCJ第7・8戦は6月16日(土)、17日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される『ザ・ワンメイク祭り2018富士』において行われる。この大会は、『ポルシェ エクスペリエンスデイ2018』として、PCCJとポルシェ カレラカップ アジア(PCCA)のシリーズ戦および両シリーズ混走のエキシビジョンレースが開催される他、誕生から70周年を迎えたポルシェブランドをポルシェ オーナー、ファンの皆さまとともにお祝いするさまざまなイベントも実施される予定です。