ARTA Project
第3戦 鈴鹿サーキット
ARTA BMW M6 GT3 GT300決勝レポート
ポイント目指して無理するも、二人の健闘かなわず
計時システムのトラブルにより40分ディレイになったが、ドライバーはこの間にコンセントレーションを高め、レースに挑んだ。
スタートドライバーはショーン・ウォーキンショー。ショーンは慎重にスタートし、2周目までにひとつポジションを上げる事に成功した。ペースは良く、11周目には18番手までポジションアップ。しかし、500クラスの車両のコースアウトにより、12周目にセーフティーカーが入った。同じタイミングで300クラスの車両もコースアウトし、順位をひとつ上げた。
再スタートが切られてからすぐに他車は続々とルーティンのピットインを行い、ショーンは11番手まで順位を上げたが、他車とタイミングをずらして19周目にルーティンのピットインを行い、高木真一に後半を託した。
高木は23番手でコースに復帰。高木はトラフィックの中で、1周毎に順位を入れ替えながらペースを上げられずにいた。終盤、燃料が軽くなってきてから操縦性が向上し、高木は予選のポジションまで順位を回復した。
しかし、ここから順位を上げる事は難しく、20位でレースを終えた。次回はM6と相性が良いブリーラムのレースでは再び優勝を目指す。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「BOP的に難しいレースでしたが、チームやドライバーはノーミスで素晴らしいレースをしてくれたね。次のタイと富士でやり返しますよ!」
安藤博之エンジニアのコメント
「昨日のセットより改善して行ったのですが、なかなかペースを上げる事が出来ませんでした。M6は16年、17年と苦戦していますが、このコースは車に合ってないのかな?と思ってしまいます。しかし、次のタイと富士は相性が良く結果も出ているので、次に向けて準備したいです」
高木真一選手のコメント
「タイヤ無交換も考えたのですが、フロントだけ交換する作戦にしました。ちょっとギャンブルではありましたが、バランスが取れなくてコントロールに苦労しました。何とか1ポイントでも獲ろうとして無理したのが裏目に出てしまいました。他車と比べてどこが劣っているかわかったので、次につなげていきたいです」
ショーン・ウォーキンショー選手のコメント
「とてもタフなレースでした。我々はいつものように精一杯戦っていたが、BOP的に厳しかったと言わざるを得ないレースだったと思います。しかし、次のタイは相性が良いので、次に向けて頑張りたいです」