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ラトバラ「速さと自信の両方を取り戻せた」/WRCポルトガル デイ3ドライバーコメント

2018年05月20日 15:01  AUTOSPORT web

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ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC世界ラリー選手権第6戦ポルトガル5月19日、デイ3のSS10~15の合計6SSが行われ、前日のデイ2で総合首位に浮上したティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)が後続へのリードを広げた。総合2番手はエルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)、同3番手にダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)が続き、トヨタのエサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)は総合5番手につけている。

■Mスポーツ・フォード
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合23番手
「僕らにとってエキサイティングな1日とはならなかった。だけど、今日という日を生かしたかったから、マシンでいくつか作業に取り組んで、セットアップを改善するための些細なことを見つけようとしていた」

「それには満足しているし、午後の走行で最速だった。そして、いちばん速いタイムで1日を終えることができた。パワーステージでのポイントが明日、僕らが唯一プッシュできるところだ。走行順がかなり早いから簡単にはいかないが、少なくとも僕らには失うものはない」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合2番手
「全体的に、かなり満足できる1日だったと思う。もちろんパーフェクトではなかったし、“アマランテ(SS12とSS15)”ではどちらの走りもちょっと期待外れだった。それでも、全体的に満足できるし明日に向けていいポジションにいる」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合4番手
「僕らにとっていい1日だった。遅いセクションを通して改善がみられて本当に満足しているよ。それがきょう僕らが取り組みたかったことだからね」

「あと5ステージ残っているから、僕らにも表彰台に挑戦するチャンスもありそうだ。このバトルに参加できてうれしいよ。明日もこのフィーリングを維持したい。僕が“できる”ことを見せるよ!」

■ヒュンダイ・モータースポーツ
●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合18番手
「まず、金曜にアクシデントに見舞われた後で、僕たちをラリーに戻すことに尽力してくれたチームに最大の感謝を伝えたい」

「今日のラリーをやり抜くために、エンジンセッティングをいくつか調整しなければならなかった。結果としてフルパワーを出すことができず、できることが限られていた。自分たちにあるもので、ただベストを尽くさなければならなかった」

「その点ではとてもよい1日だったと思うよ。チームのマニュラクチャラーポイントを確保するためにも、着実にラリーをフィニッシュすることが重要なんだ。たとえそうできるレベルにないと分かっていてもね。僕たちは常に先頭で戦いたい。明日はパワーステージのポイントをかけて戦えるよう願っている」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合1番手
「今日はとてもポジティブな日だったし、僕たちの順位には本当に満足している。日曜には“ファフェ”の2度の走行を含むトリッキーなステージがいくつかあるから、リラックスできるというわけではないけどね」

「今日の目標は、全体的なリードを広げることだったが、2度の走行でクレバーに戦略を遂行しなければならないことは分かっていた。長い“アマランテ”のステージでパフォーマンスを最大限に発揮するために、いくつかの場所ではタイヤを守らなければならなかった」

「ここで勝敗が決まると分かっていたんだ。このステージは本当に楽しめるし、大きくプッシュしていけるところだよ。午後の終わりには何カ所か水たまりがあったけど、うまく通り抜けて差を広げることができた。まだあと5ステージが残っているから、集中を続けていく必要がある。何が起こりえるか目にしてきたからね」


●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合3番手
「全体的に、今日の出来と表彰台争いに加わっていることには満足しているよ。後続のドライバーたちとのギャップは小さいから、プッシュを続ける必要がある」

「今日唯一の欠点は、最終ステージだね。“アマランテ”の2度目の走行で、スタート時にハーフスピンしてしまったんだ。何か起きたのか分からなかった」

「何かおかしいと感じたら、リヤを取られたんだ。でも集中を維持していった。すぐにまた自信を取り戻し、タイムロスを減らそうとした。このラリーの観客は本当に素晴らしいね。日曜の午前中に表彰台をかけて戦うモチベーションを高めてくれるよ。それが僕たちの目標だからね!」

■シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)/リタイア
「高速の左コーナーを曲がるところで少し(反応が)遅れてしまった。ラインから外れてコーナー外側の細かいグラベルに乗り入れてしまい、マシンのコントロールを失ったんだ」

「チームの皆に本当に申し訳なく思う。彼らはもっと良い結果にふさわしい仕事をしているのに……。彼らがあれほど頑丈なクルマを作り上げてくれたことに、本当に感謝している。これはもちろん僕のミスだから、批判は甘んじて受け入れるつもりだ」

「でも、ここポルトガルでのC3 WRCの感触はとても良かった。今週末にそうしたポジティブな面があったことを認めずにはいられないよ」

●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/デイ3総合7番手
「僕たちにとって難しい1日だった。乾燥して砂だらけの地面の大部分で掃除役をしなければならなかったからね。ここではしばらくの間、まったく雨が降っていないんだ!」

「でも最高のドライバーたちと戦うためには、いつか経験しなければならないことだし、C3 WRCをドライブするときの素晴らしい感触に集中していくことを選ぶよ」

●マッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)/デイ3総合6番手
「午前中は調子が良かった。C3 WRCでの走行中は自信に満ちていたし、僕たちの出走順を考えれば、タイムは十分に良いものだった」

「誰とも順位争いの接戦をしているわけではないから、今日の午後はセットアップのテストをして、マシンの改善を図ることにした。もしかするとやり過ぎてしまったかもしれないが、それも学ぶ過程にはつきものだ」

■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合31番手
「今日の結果には本当に満足している。SSベストタイムを2回記録し、自分に速さがあることが分かったからね。ただし、まだ少しマージンは残しているんだ。特に今日の午後は路面が非常に荒れているところもあり、ミスなく走ることが重要なテーマだったから、クルマを壊さないようにかなり用心して走っていた」

「ヤリスWRCはとても速く、スピードと自信の両方を取り戻すことができた。すべての必要な要素が揃ったと思うから、あとはそれを最後まで保つ必要がある。明日も、今日と同じように戦いたいと思っているよ」

「競争力を保ち、引き続きミスのない走りをし、もちろんパワーステージでは全力でアタックしてポイント獲得を狙うつもりだ。次戦のサルディニアに向けて、自信をさらに深めることが僕の計画なんだ」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合5番手
「とても良い1日だったと思う。クルマのフォーリングは素晴らしく、本当にハードに攻めていけた。1日を通してこれほど激しく攻め続けたことはない。特に今日の午後は自分の力をすべて出し切ったから、非常に楽しく感じられたよ」

「自分よりも上の順位の選手達は素晴らしい仕事をしたんじゃないかな。彼らとのタイム差をなかなか縮めることができなかったけれど、自分自身の運転と、これだけ長い時間限界スピードで走り続けることができたことには満足している」

「午後のステージでは路面コンディションの変化を想定しハードタイヤで走ったのだけど、あまり効果はなかったみたいだ。しかし、総合5位の座は維持することができた。明日の最終日に向けて差は大きく開いているけど、引き続きプレッシャーをかけ続けるつもりだ」