第3戦 鈴鹿サーキット
公式予選 5月19日(土) 決勝レース 5月20日(日)
第3戦鈴鹿、今季最高位の2番手からスタート!
第2戦富士からわずか2週間。早くも第3戦を迎えたSUPER GTシリーズは、三重・鈴鹿サーキットに戦いの舞台を移すこととなった。前日夜遅くから雨に見舞われたものの、幸い早朝には青空が一面に広がる。だがその一方で、終日冷たい強風が吹くなど落ち着かない天候でもあった。
No.100 RAYBRIG NSX-GTはまず朝の公式練習で山本尚貴選手がコースイン。GT300クラスとの混走枠では3度の赤旗中断があったものの、着実にタイムアップを果たして1分47秒428をマークした。その後、混走終了前にジェンソン・バトン選手へとスイッチ。シミュレーションを兼ねたピット作業を行った。引き続き、ジェンソン・バトン選手はGT500クラス専有走行で走行を担当。すると、チェカーまで残りわずかのタイミングで1分46秒211をマークし、暫定トップへと浮上する。だが、その後2台の車両がさらにタイムアップ。結果、3番手でセッションを終了した。
迎えたノックアウト予選。Q1に出走したのはジェンソン・バトン選手。依然として強い風が吹く難しいコンディションながら、アタックに入ったジェンソン・バトン選手は周回ごとにタイムを削り、1分45秒130をマーク。「タフなコンディションだったが、いい流れの中で仕事ができて良かった」と、3番手でQ1を通過した。続くQ2でステアリングを握った山本尚貴選手は「朝の練習から予選に向けて微調整することなく、持ち込みのセッティングでアタックした」と高い安定感を得たNo.100 RAYBRIG NSX-GTを巧みにコントロール。最後のアタックで1分44秒473を刻み、2番手を手にしている。
4月中旬に行われた鈴鹿での公式テストでは、トップタイムをマークしたNo.100 RAYBRIG NSX-GT。それだけにまず予選でいい流れを構築することで、翌日の決戦に向けて弾みをつけたと言える。