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ポルシェカレラカップ ジャパン2018 第5・6戦鈴鹿 予選レポート

2018年05月19日 19:11  AUTOSPORT web

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#18 上村優太
プレスインフォメーション 2018年5月19日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018 第5-6戦(鈴鹿)予選レポート

鈴鹿市. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018シリーズ第5-6戦の予選を鈴鹿サーキット(三重県)で2018年5月19日(土)に開催いたしました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:20度 路面:30度(セッション開始時)

ゴールデンウィークの5月3、4日に富士スピードウェイで第3戦、第4戦「モービル1チャレンジ」が開催されたポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は、その約2週間後に今回の第5-6戦となる鈴鹿大会を迎えた。F1日本GPの舞台としても知られる鈴鹿サーキットでのPCCJは今シーズン初レースということもあり、新たに導入されたタイプ991 第2世代のニュー911 GT3 Cupがどのようなパフォーマンスを見せるのか注目された。

予選前日に行われた専有走行で早くもニュー911 GT3 CupとPCCJドライバーは、その実力を見せつける。PCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太が2分5秒343、2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤翼が2分5秒457と、PCCJの鈴鹿コースレコード2分5秒055に迫るタイムを記録。ジェントルマンクラスのトップタイムは#98 IKARIの2分6秒949で、非公式ながらPCCJジェントルマンクラスの鈴鹿コースレコード2分7秒443を上回るラップタイムを記録した。

19日(土)の公式予選は雨が心配されたが、朝までには止んで青空が広がっていたものの強風が吹き荒れていた。予選は11時25分から30分間の予定でスタートする。PCCJは1回のみの予選で第5-6戦のスターティンググリッドが決まるため、早い段階から各車ともタイムアタックに入る。その戦いは、前日の専有走行を上回るハイレベルなものとなり、2周目にはジェントルマンクラスの#20 鈴木宏和がトップタイムをマーク。翌3周目からは、さらなるタイムアップが展開されて#78 近藤が2分4秒台に突入し、4周目には2分4秒284のコースレコードを記録した。これを追いかける#18 上村は2分5秒台で一歩遅れを取っていたが、一台のマシンがシケイン立ち上がりでコースアウトを喫して予選は赤旗中断に。

この中断時にピットへと戻った各車は、マシンのセッティング調整とニュータイヤへの交換などの作業を行い、予選再開に備えた。この再開後に#18 上村は、#78 近藤のタイムを上回る2分4秒194をマークして鈴鹿のPCCJニューコースレコードを樹立した。「予選中断時にマシンをアジャストし、ニュータイヤに交換したことで4秒台に突入することができました。近藤選手のタイムを上回り、ポールポジションを獲得できたのは嬉しいですね」と、#18 上村は喜びを語る。#78 近藤は前車との間隔を開けてタイムアタックに挑むが、クリアラップをうまく取ることができずに#18 上村のタイムを逆転できずに終わる。予選後、#78 近藤は「他車に引っかかってしまい、うまくクリアラップを取ることができませんでした。今日はマシンの調子も良かったので3秒台は出せると思ったのですが……」と、悔しさを滲ませていた。

予選総合3番手には、ジェントルマンクラスのコースレコードとなる2分5秒049を記録した#20 鈴木が入る。このタイムは従来のコースレコードを2秒以上も縮めたものであった。「昨日の専有走行では8秒台しか出せず、色々な方からアドバイスを受けて今日試してみたら5秒台を記録することができました。自分でも驚いていますが、決勝ではスタートから前の2人について行ければと思います」と#20 鈴木は予選を振り返る。2番手の#98 IKARIは「決勝は落ち着いて表彰台を狙っていきます」、3番手の#32 永井は「クラス3番手スタートなので、地元の鈴鹿で初優勝を目指していきます」と語る。

セカンドベストタイムで決定した第6戦の予選結果は、ポールポジションが#78 近藤、2番手が#18 上村、3番手がジェントルマンクラスの#20 鈴木となっている。ジェントルマンクラスの2番手は#98 IKARI、3番手は#32 永井と第5戦と同じ結果となっている。

決勝ではフロントローに並んだ#78 近藤と#18 上村のバトルに加えて、ジェントルマンクラスの#20 鈴木が予選結果の通りオーバーオールで表彰台に上れるか否かに注目が集まる。第5戦の決勝レースは19日16時20分~、第6戦の決勝レースは20日12時~、両日10周で競われる。